ここ数年、頻繁に色々なところに行っています。
が!もちろん、行く先々での感動はあるものの、
正直、毎回「大きく人生観が変わった!」
みたいなことがあるわけではないわけで・・・。笑
ですが、先日行った徳島県でのヨガリトリートは、
久々に自分の中で、色々な何かがガラリと変わる
たくさんのものを吸収し、そして不要なものを手放し、
自分と向き合い、考えた旅となりました。
遡ること1年半前、2018年2月から「アシュタンガヨガ」を始めた私。
(アシュタンガヨガについての説明は、
私レベルだととっても難しい&長くなりすぎてしまうので
ググってもらえると嬉しいです。笑)
アシュタンガヨガをやっている方の中によくいらっしゃるらしいのですが、
アーサナ(ポーズ)が美しいからこそ、アーサナの形にとらわれてしまう人が多く、
かくいう私自身も、硬すぎる自分の体との対話が全くできていなかったのでしょう。
無理してただ形にとらわれていた中、膝や肩に次々と痛みが出始め、
やがて練習することが億劫になり、しばらくお休みしていた最近。
そんな折、今年初旬のインド渡航の際にゴアで出会って
もっと話しをちゃんと聞いてみたい、と思っていたDoniくんが
徳島でヨガリトリートを開催するという情報を仕入れ、
「Doniくんになら、フィジカル面ももちろんのこと、
痛くて練習が億劫になってしまっているメンタル面も含め
何かしらの答えをもらえるかもしれない。」
という思いで、迷いなく申し込んだ今回のリトリートだったわけです。
今回、学びたかったアーサナ(ポーズ)についても
もちろんたくさん学んだわけですが
私個人的には今回の会場となった城満寺での
坐禅によるマインドの変化や
毎日の食事からの影響がとっても大きかったな
と今になってひしひしと感じています。
というわけで、まず今回はマインド面についてお話したいな、と。
このリトリートでは、お寺にいる2日間、朝4:50から
こちらのお部屋にて座禅を行いました。
中にはお釈迦様がいらっしゃるので、撮影はもちろんNG。
ちなみにみなさん、座禅経験あります?
私、なんと37歳にして初座禅だったのですが、
何せ普段全く落ち着きがないため(笑)、恥ずかしながら
「こんな場所でじっとして考えることもしないで
無になるのとかきっと無理・・・」と思っていたのだけれど。
始まる前、住職の航也さんから
このようなお話が。
「人間、無思無想はありません。欲があることも当たり前。
そこで、座禅では、浮かんできたことに新しい考えを付け足さず
ただただ眺めるだけ、にとどめてください。」
この言葉がスコーン!と
私を座禅の世界に誘ってくれました。
何せ私の中での座禅は
無になって目を閉じて、眠気との戦いじゃん?
という謎のイメージ(絶対違う&頭悪いかよ。笑)。
ちなみに先ほどのお言葉は、航也さんがおっしゃったことの中の
あくまでも“私が覚えている範囲内の言葉”なので、
もっといろんな話をしてくださっていたと思いますが(笑)、
とにかく「考えが浮かんできていいのね、
無にならなくていいなら、40分できるかも?」
と、まず座禅へのハードルが下がったことは間違いない。笑
そして実践した結果・・・
40分が半分の20分くらいに感じ、
えーもう40分?!と。正直それだけでも驚き。
それに寝なかったしね(えらそうに言うことではない!笑)。
実践中はといえば、
やれ「足が痛いなあ」だの
「どこを見ればいいの?(目を開けているので)」だの
「足痺れてきてるじゃん」
「手ってこれでいいんだっけ」
「木目が生物にみえてきた・・・」
なんて、まあいろんなことが浮かんでくるわくるわ。笑
そう、ここからですよ。
そこに付け足さない。何も。
そこから先に思考を広げない。
いろんなくだらないことも、浮かんできたまま
本当にぼんやりと見つめてみたわけです。
悩みというか、ネガティブなことについても
俯瞰してみたり。
そうすると、終わってから
あれ???と。
本当に、ある思考が思い浮かんできて
ふと気づいたんですよね。
自分がこれまで感じていた「不安」というものは、
まだ起こってもいないことを妄想して、
無駄に想像を広げて(笑)、
「自分自身でネガティヴを生み出していた」
ということ。
そして、自分の思考の癖である
「起こってないことに対しての過剰な事前準備や想像」
により、まだ起こってないことを、「現在の不安」として
勘違いして受け止めてしまっていたことに
今更ながら気づいたのです。
「ズコーーーー!(吉本新喜劇の倒れるシーンをご想像ください)
簡単すぎる。お前さん(自分)今まで何をしていた!」
と言うくらい、自分の思考の癖に気づき、驚いた私。
・・・はい、もうお気づきだと思いますが、だいぶアホだし、
だいたい色々気づくの遅い。笑
そして、ビビリがゆえ、「常に先に準備していないと不安」
ということが、本質の思考の部分においては
仇となったわけですね。
仕事の事前準備は苦手なのに、マイナスな思考の準備は完璧。
だいぶあかんやつ。笑
ちなみに、一緒にリトリートに行った友人は
自他共に認めるポジティブさんで、
「君は、なんでいつもそうやって起こってもいないことを
ネガティブにとらえるの?もっと今を楽しく生きればいいじゃん。」
なんて、その人からいつも言われていて。
そんな時の私は決まって
「はぁ・・・あなたは呑気でいいよね。
だいたいこれだから男ってさぁー
◎△$♪×¥●&%#?!・・・」
なんてため息混じりに返してたんですけども。
結果、あんた正解!っていうね。笑
正しい、というか、今を一生懸命生きてこその未来への道だし、
今を楽しんだ先にあるのが未来。
当たり前のことなのに
(本当に何回も言いますが・・・笑)
まだ起こってないことに対して自分の妄想、というか想像で
不安という要素を生み出していたのですよね。
予測は大事だけど、いらない想像はしなくてよかったわけです。笑
これを感じることができただけでも、私にとっては大きな収穫。
自分の思考の癖である、
「起こってないことに対しての過剰な事前準備」を
割としなくなり、今の自分と向き合うことが
あっさりとできるようになりました。
もちろん、この準備が大切なときもあるけれど。笑
と、今回はかなり自分のアホさをさらけ出した
恥ずかしい感じになりましたが、本当にこのリトリートを機に、
思考の癖と向き合い、人生をより楽しめる
(これ以上楽しんでどうする。笑)
方向にシフトできる、素晴らしい機会をいただきました。
しかも “人からの影響”というより、ほぼ自己完結。
これ、私はとっても重要だと思っているのです。
結局、仕事も勉強も、何事も同じですが、
人から押し付けるように言われたことって
自分ごとにならなくて、そうなると残念ながら
その言葉は耳にも体にも心にも入ってこない。
やはり、自分が見たこと、聞いたこと、体験したことで
納得してから前に進んだ方が、その思考や思いは
きっと自分ごととして定着するもの。
そういう意味では、本を読むのもいいけれど、
自身の経験や体験が一番。
結果、やっぱり旅がオススメ。笑
次回は、もう一つ今回わたしに影響を与えてくれて、
私が普段から大事にしている食について、お話しますね。