歴史と実績のある「CRETORS社」について

大泉工場は、アメリカのポップコーンマシンメーカーである「GOLD MEDAL社」と「CRETORS社」の2社と正規取扱店契約を締結しています。両社のマシンで作られたFUN FOOD(楽しい食べ物)は世界中のパーティーシーンやテーマパークで長年親しまれ、多くの人たちに笑顔をお届けしていますが、今回はそのうちの1社であるCRETORS社をご紹介します。

創業当初は「ピーナッツロースター」からはじまる

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1885年に創業者のチャールズ・クレターズ氏が蒸気機関を使用したピーナッツロースターを使用し、行商人の資格を得るところからCRETORS社(C.Cretors And Company)が誕生します。

1893年、チャールズ氏はコロンビア万国博覧会に新しいポップコーンの発明を発表しました。
それまでポップコーンはバスケットを火にかざして弾き、バターをかけて味付けしていましたが、あまり均一では
有りませんでした。チャールズの発明は全ての顆粒に対して均等に味付けするシーズニングを使用して弾くものです。調理されている間、蒸気機関を利用して、ポッピングケトルの底のかくはん機でかき混ぜます。

1897年、CRETORS社の最初のワゴン「#1ワゴン」はオランダのGist and Spiritus Fabriekに$400で販売され、現在も後継会社のユニリーバ社に展示されています。

1907年、CRETORS社は蒸気機関に代わる、電気モーターの特許を取得。これは屋内で広く使用されるようになります。

1935年、キャラメルコーンショップが増加する時代

1924年、屋内と屋外の両方で使用できる最初のモデルとなる「Earn More」を導入します。このモデルは25年以上に渡り同社の最も成功したモデルとなります。1925年、劇場や球場で増え続ける常連客を満足させるため、2つのポッパーを備えた大量生産機がデビューします。

1935年、キャンディーコーティングされたポップコーンのマシンが紹介されます。
この最初の2連式マシンはポップコーンの製造とキャンディーコートを同時に行うことができました。
これによりキャラメルコーンショップがオープンし始めます。

第二次世界大戦時、CRETORS社は防衛事業へ

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1940年代、アメリカが第二次世界大戦に巻き込まれるにつれ、CRETORS社や他の企業は防衛事業に移行。CRETORS社は航空機の油圧ラインの継ぎ手や機械式無線機などの戦争支援に製造が移行しました。

1946年、CRETORS社は通常の製造作業に戻りますが、鉄鋼材料が不足しているため一時的に木製のキャビネットで製造する必要がありました。

1954年、工業デザイナーのレイモンド・ローウィを雇い、モダンで魅力的な映画館向けのポップコーンマシンを開発します。その結果、「アンバサダー」は10年以上に渡りトップセラーとなります。

2012年、最初の商用熱風ポッパー「POPPI」を開発

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2004年、エンジニアチームはディスカバリーチャンネルの「ビッグ」というTV番組向けに世界最大のポップコーンマシンを製造し、後にギネスブックに掲載されています。

2012年、最初の商用熱風ポッパーである「POPPI」が開発され、特許を取得します。その数年後、少し大きめの「POPPI XL」がデビューします。

2020年、COVID-19に対応するフロアシールドやハンドサニタイザーなど安全衛生に関わる製品の設計製造を開始します。2021年にはUV-Cサニタイズチャンバーも加わりました。これは様々なものを1~5分で全周殺菌できるものです。

CRETORS社は、歴史のある会社です。世界情勢が目まぐるしく動く中、柔軟に対応し、現在のポップコーンマシンメーカーとして確固たるポジションを構築。私たちFUTURE FUN FOOD Teamでは、歴史と実績のある「CRETORS社」と「GOLD MEDAL社」のポップコーンマシンを販売しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

YUTAKA IGARASHI

前職は大手ガスエンジニアリング会社にて様々な業務に関わる。機械設計、メンテナンスに関わっていたことから、大泉工場のマシンメンテナンスに関わるために入社。 食と健康に関心を持っていたことから未来を見据えたFUTURE FUN FOODチームに所属。趣味はドラムを中心とした音楽活動。