大泉工場敷地内(OKS_CAMPUS)にある「1110 CAFE/BAKERY」は、昨年6月のグランドオープンから約1年4か月が経ちました。
川口では珍しい、プラントベースのベーカリーカフェとしてスタート。
乳製品・動物製品を一切使用せず、パンや料理、デザートメニューを提供しています。
川口に住むお客様を中心に、プレオープン時から今現在に続き、日々多くのお客様にお越しいただいております。
今回は店長であり、シェフを務める 西川浩康さんに「1110 CAFE/BAKERYのはじまり、そして今」についてお話を伺いました。
1110 CAFE/BAKERYシェフ 西川浩康を紹介
シェフの西川さんは、ウェスティンホテル東京やザ・ペニンシュラ東京といった都内のラグジュアリーホテルで修業を積んできました。そこでは、料理の仕込みから提供までの一連を学び、特に野菜の扱い方や出汁の取り方について深く学ばれたそうです。
その後、栗原はるみさんの下で新たなキャリアをスタート。本社併設レストランでシェフを務め、撮影時のアシスタントもされていたそうです。栗原はるみさんが手掛けるお料理といえば、「主婦が家庭でできる料理」が代表的です。ホテルでのご経験から一転し、一般の方でも作りやすい料理、家庭料理を学ばれたそうです。
また、藤沢の自然食レストラン「ecomo」の店長を勤め、オーガニックやプラントベース料理のメニュー開発に携わり、新たな領域でその腕を上げていきました。
大泉工場に入社するまで、様々なステージで活躍され、そこで培われてきたご経験や技が現在の1110 CAFE/BAKERYで生かされているのですね。
プラントベース料理へのこだわり
「なんでも作れるようになりたい、そんな思いがあった」
ホテルに勤めていた際、世界の歌姫と言われる「マドンナ」が宿泊されたことがあったそうです。専属のシェフが厨房に入り、ホテルのシェフと共に調理を担当。
それは今から約20年前の出来事で、初めてプラントベース料理に触れた瞬間だったと言います。
プラントベースやヴィーガン料理というと、日本では「味が薄い」「あまりおいしくない」というイメージを持っている人が多いかもしれません。
シェフの西川さんが目指すプラントベースやヴィーガン料理は、しっかりとした味付けのある、旨味となるものが中心になるメニューを作り出すことをモットーとしています。野菜は包丁の入れ方ひとつで、水分や旨味が全くことなってくるそうです。
1110 CAFE/BAKERYは、お肉や卵を使用していないということを知らずに、ご来店下さる方が多くいらっしゃいます。中には、召し上がった後もプラントベース料理だと気づかれず、リピートされるお客様も。
プラントベース料理を目的に訪れるというよりも、ただ、「おいしいから、また来たくなる」というお客様が多いのだと思います。
店舗名の「1110」は何だと思いますか?
1110 CAFE/BAKERYは「自然・生活・身体 3つの環境が〇(マル)になる」がコンセプト。
その思いはオープン当時から、今現在まで変わりません。
1110 CAFE/BAKERYというネーミングは、弊社の代表取締役である大泉 寛太郎が突然思いついたのだと言います。
1110は遠くからみると、「川口」にも見えますよね。
色々な候補があったそうですが、「素敵な環境を創造する」という大泉工場の願いが由来となり、1110 CAFE/BAKERYが生まれたのです。
「センヒャクジュウバンカフェ」や「ワンサウザンド…」とも読めますが、正しくは「イチイチイチマル カフェ / ベーカリー」。
「自然・生活・身体 3つの環境が〇(マル)になる」という思いが込められています。
「実は、生粋の川口っ子なんです!」
地元の川口でお店を出し、市民のみなさんが笑顔になるような素敵な場所を作り出せたことが本当に喜ばしいことだと笑って話していたのが印象的です。
1110 CAFE/BAKERYはお子様連れのご家族からご年配の方、プラントベース料理を目的に遠方からいらっしゃる方など、年代から目的も様々なお客様にお越しいただいております。
どの年代の方にも満足していただけるのは、西川さんをはじめ店舗スタッフのお客様や川口に対する温かい思いの表れだと思います。
次回は1110 CAFE/BAKERYのおすすめメニュー、これからについてご紹介!
引き続き、ぜひご一読ください!