2月21日は、World Kombucha Day!皆さんは楽しみにされているでしょうか?
実は、この記念日、日本ではまだまだ知られておらず、そもそもなぜ2月21日なのかとご質問を頂くことが多いので、今回はその背景も含めてお伝えできればと思います。
歴史で確認できる記録だと秦の始皇帝の物語が広く世界的に知られています。もうお気づきの方もいらっしゃる!?そうです!!
始皇帝の在位がBC221~ということに敬意を表して、2月21日を世界で統一のコンブチャ文化を祝う日として策定されたのです。
このコラムに出くわしたら、世界中で多くの人が飲んでいる発酵茶“コンブチャ”についてすでに聞いたことがある話もあるかもしれません。健康上の利点があるためにそれを飲む人もいれば、この飲み物のフルティーで爽やかな酸味のある味が好きな方、もしくはソフトドリンクより健康的な飲み物と捉える人もいます。
様々な理由で飲まれるコンブチャですが、↑
コンブチャの起源の最も有名な伝説を聞くと少し驚くかもしれません。当時それは「不滅のお茶」と呼ばれていた秦王朝時代(紀元前221-206年)にまでさかのぼります。秦の始皇帝は不老不死の薬を求めて家来たちに世界中を探し回らせていて、ようやくひとりの家来が持ち帰ったものこそがKombuchaの原型だったのではと言われています。
しかし、このコンブチャの起源、灵芝(マンネンタケ/ Lingzhi mushroom)と呼ばれる別のキノコから作られたお茶も同様に「不滅のお茶」として知られていたので、これはコンブチャの起源ではないという説もあります。
(※灵芝とは長い間、中国医学で使用され、現代の伝統的な中国医学のバックボーンを形成する薬草や植物のジャーナルである本草綱目に記載されています2011年・本草綱目はユネスコ世界記録遺産に登録。)
また中国の他の場所では、かの有名なジンギスカンと彼の巨大な軍隊も、お酢のような発酵飲料を持ち歩いていたとの記録もあり、当時からコンブチャにも特定の活力を与える特性があると考えられていたようです。
近代の話にはなりますがロシアでは、第2次世界大戦の重要な人物であるジョセフ・スターリンが、より長い人生への答えを求めました。彼は、医師チームに、全国に急速に広がっている癌の治療法を見つけるよう命じた後、コンブチャに出くわした。医師チームは、住民の間で癌の発生率が比較的低い2つの町に注目しました。それらの町では、大多数の世帯が自宅でコンブチャを醸造していることがわかり、住民もその発酵飲料が健康に良いと信じていたという話もあります。
その他にもまだまだコンブチャの起源に関する話はありますが、また次回の機会にということで。
最後に、古代から癌や疫病まで、コンブチャは手近な救済策としてさまざまな国の歴史を通して見られ、コンブチャが「不滅のお茶」の可能性とみなされるのは不思議でもない!?もちろん、不滅を与える可能性は低いですが、科学が古代の知恵に追いつき始めるにつれて、コンブチャの多くの健康上の利点はゆっくりと解明されています。こうしたコンブチャの物語を思い浮かべながら、2月21日はコンブチャをお楽しみください。