こんにちは、KOMBUCHA_SHIPのマリです。
前回は、コンブチャと腸活についてお話させていただきましたが、今回はちょっと深掘りしてコンブチャを発酵させるのに必要な酢酸菌と免疫をお話したいと思います。(前回のお話はこちら)
このコラムを読んでいる方は、コンブチャについてよくご存じの方が多いかと思いますが、コンブチャは、お茶にお砂糖を入れ主に酵母菌と酢酸菌で発酵させた飲料です。
酵母菌は腸内の善玉菌として有名ですが、近年“酢酸菌”に注目した研究も進められています。
一部の研究結果では、酢酸菌を摂取することで、病原体やウイルスの侵入を防ぐとされる分泌型免疫グロブリンA抗体(分泌型IgA)を増加せることが明らかになったそうです。
そもそも免疫グロブリンとは、異物が体内に入るのを防いだり、入った時に排除したりする「抗体」の機能を持つタンパク質のことで、血液や体液の中に存在し、病原体の働きを止める大きな役割を担っています。
その中で分泌型IgAは、消化管などの粘膜に多く存在し異物が体内(皮膚の内側)に異物(ウイルス)が入り込もうとした際に異物とくっついて体内へ侵入するのを阻止する働きをします。
分泌型IgAは初乳(出産後すぐの母乳)にも多くふくまれ、赤ちゃんが外の世界にでてきて病気にならないようにお母さんから赤ちゃんへの最初のプレゼントともいわれているものです。
また、昔から“よく噛んで食べなさい”という言葉はよく噛んで消化を助けるだけではなく、よく噛む事で分泌型IgAが含まれる唾液が多く分泌されるので病気になりにくい経験があったのかもしれないですね!
この分泌型IgAが増加することで、体内へウイルスや有害な菌が入り込む事を防ぐ力が強くなるので、病気にかかりにくくなります。
ウイルスや、菌だけではなくこの時期になると辛くなる花粉も異物になりますので、分泌型IgAが増加することによって、花粉による身体の不調を防いだり緩和したりすることも期待できるかもしれません。
“紅茶キノコ”として、何となく身体に良いとされていたものがKOMBUCHAとして、科学の力で解明されていくってなんか、わくわくしませんか?
また、次回みなさんにわくわくを共有できるように勉強してみますね📖
それでは、また✋