ハンバーガー1個810円でも、大行列ができた時代があった事実。 歴史的な円安が進む今、私たちが選択すべきアクションは身近にあった!

どうも!大泉工場のKanです。
最近、日本中で消費者心理に大きな影響を与えている、「円安」と「商品価値」について、自分の視点でお話ししたいと思います。自分は金融関連ビジネスのプロフェッショナルでもなんでもないので、自分なりの考えを自分らしく、お伝えできればなと思います。

希少価値や体験価値が高ければ、値段は高くても売れる

さて、あのハンバーガーが1個810円。
今では、自分が口にすることは無くなってしまった、でも、学生時代は好きで好きで仕方がなかったマクドナルドの、オープン当時の値段です。

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↑現存するシカゴの一号店マクドナルド

1955年イリノイ州シカゴでオープンしたマクドナルドハンバーガー。
当時、ハンバーガーの価格は、日本円で54円、フライドポテト(マックポテト)は36円、シェイクは72円。この価格、実はめちゃくちゃ高いんです。

どういうことかというと、当時アメリカの、大卒初任給は大体12,000円であり、2022年現在の初任給の1/15。単純に考えると、先に述べたハンバーガーの価格は、2022年現在の15倍ということで、ハンバーガー1個810円、マックフライは540円。ちなみにコカコーラは当時、36円だったので540円。。。1ミールセットで、約2,000円ということになります。

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↑オープン当時のマクドナルドの商品

めちゃくちゃ高く感じますが、当時、お客様が殺到したと言います。

そして、日本に上陸した1971年、日本の大卒初任給は40,000円で今の大体1/5。そして当時のハンバーガーの価格は80円、マックフライは70円、ビックマックは200円。これを現在の価値で換算すると、ハンバーガーは400円、マックフライは350円、ビックマックは1,000円!

しかし、ご存知の通り銀座の一号店には、お客様が殺到していました。

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↑日本オープン当時のマクドナルドの様子

何が言いたいか。
それは、ものの価値というのは、値段と比例するということ。
今では、当たり前のようにたくさんの店舗があるハンバーガーショップ。需要が高まり、店舗数(供給)が増えると、ハンバーガーの製造コストも下がり、販売価格も下げることができるというのは、経済活動の基本中の基本。

アメリカから初上陸した、当時全く身近でなかったハンバーガーの希少性や、食べながら歩くという、「ファストフード」という食文化は新しく、価値はものすごく高いものでした。

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↑外で食べるというのも、当時、新しい食体験だった

円安が進むと、どうなってしまうのだろうか?をしっかり認識しよう

一方、ドル円相場に関しては、戦後から1971年までの固定相場制がニクソンショックによって維持できない状況になり、変動相場制に移行。1970年から円高が進み、1990年台には110円前後となり、日本ではアメリカ製品が1/3程度の値段で購入できるようになりました。

2011年には1ドル75円と急速に円高が進んだこともありましたが、1990年以降2020年代までは110円前後が一つの基準でした。それを元に、経済活動が行われていましたが、2022年10月、30年ぶりに1ドル150円と歴史的な円安となりました。

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↑2022年10月20日、32年ぶりとなる円安水準まで進んだ為替レート

円安が進むと、輸入商品の価格が、ものは同じでも高くなってしまいます。
皆様も、消費活動を行う際に、価格が高くなったと感じることはないでしょうか?

なぜなら、食料品において、日本は世界一の輸入国だからなのです。このまま、私たちの食卓は、どうなってしまうのでしょう?どうしていったらいいのでしょう?

選ぶべきは近くて「今は」高い食料品という提案

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↑自然栽培は、どろんこになりながらも、心が満たされる作業から野菜が作られる

自分は、こんな時こそ、輸入されたハンバーガーではなく、国産のナチュラルな食品を中心とした食生活を推進するべきだと考えています。
海外に頼らず、自国で生産されるナチュラル食品は、供給量が少なく、値段はまだまだ高い状態ですが、円安などの外的要因で値段が上下することは、あまりないもの。加えて、農家さんたちが手作業でクオリティの高い農産物は、地球環境にも負荷を与えない、良質なものです。

しかし、そういった農業は手間もコストもかかるため、参画する農家さん(=供給元)はまだまだ少ない状況。逆にいうと、希少性が高いとも言えますが、それは決してポジティブなことではないですね。ハンバーガーのように、当たり前のようにある存在にしていくには、それを購入する人も、同時に増やし、ナチュラルな農作物を作ってくれる供給元を増やしていく必要があります。

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↑農薬や化学肥料を一切使わない農法で作られる野菜は、農家さんの想いがこれでもかというくらい、こもっている

私たちができる、身近なアクションはしっかり選択し、供給量を増やすこと

今、値段が高いということは、希少性が高く、新たな未来を創造する食文化のあり方であると捉えることができます。

ちょっと考えを変えてみて、外的要因で値段が上がってしまうものを、そのまま諦めて受け入れるのではなく、良い商品の消費量を増やし、自分たちで身近にしていく購買のあり方を模索し、地球環境の美化にもコミットしていきませんか?

良い商品の需要が増え、供給量が増え、価格が落ちる。良い食料を体に取り込むことで、健康状態を維持できれば、余計な医療費もかからなくなり、Well-Beingな生き方にもつながります。

大泉工場の直営店で販売している商品の価格、高いか安いか決めるのは、あなた次第です。

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↑生産者の想いや、素材の質にこだわり抜いた商品を揃えて、お待ちしております

▼大泉工場NISHIAZABU WEBサイト
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2022年10月31日

ABOUTこの記事をかいた人

大泉寛太郎

1981年生まれ。 学生時代より、イベントチームやフットサルチームの立ち上げ、BarなどでDJとして活動。 大手商業施設でテナントリーシングや営業企画、PR、広報など幅広い分野を経験したのち、2008年大泉工場入社、2012年より現職。 アジアからオセアニア、ヨーロッパ、北米、アフリカと世界中を飛び回り、地球の「今」を体感。 「地球を笑顔で満たす」というMISSIONを掲げ、日々、いかに「素敵な環境を創造するか」自問自答しながら生きている。 にゃん丸という愛猫と二人暮らし。