(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHI 環境への取り組み

皆さんこんにちは。OKS CAMPUS teamの田中です!

大泉工場では毎月第2土日に (ARITSAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHIというマルシェイベントを開催しています。

このイベント、2018年にスタートし、早くも5年目を迎えています。

川口市は鋳物産業で栄え、日本の産業を下支えした職人の町。ARTISANとは“職人”を意味し、川口に今も残る職人気質を大切に、マーケットを通じて川口の魅力を多くの方に伝えるコミュニティづくりを目指しています。

開催当初は出店者さん集めに苦労した当イベントも、現在は2日間で延べ130店舗程度に出店して頂ける規模になりました。

合わせて来場者数も年々上向きに伸びており、益々多くの方にご来場頂けるよう様々な企画をご用意しています。

そんなファーマーズマーケットですが、多くの方々が集う場となったからこそ無視できない問題があります。それはイベント内でどうしても出てしまう“ゴミ”の問題。

当マーケットだけでなく、多くのマルシェイベントでは開催すると大量のゴミが排出されます。その多くは会場内で飲食する際に使用される使い捨て包材です。

例えば、ビールやジュースを買った際、提供時に多く使用されるプラスチック製のカップや、食事提供時に利用される使い捨て食器等。

使い捨て包材の多くはプラスチック製品でできており、使用後ゴミとなるだけでなく、ポイ捨てされてしまうと雨などで流され、河川から海に流れ着きます。その量は毎年800万㌧とも言われており、大量のプラスチックが海に流れ着きます。

海に流れたプラスチックは時間の経過とともに細かく粉砕され、小さくなったプラスチックを海生生物が誤食し、その魚を私たち人間が食べるといういわゆる「マイクロプラスチック問題」にもつながります。

海洋汚染だけでなく、焼却処分の際に排出される温室効果ガスによる地球温暖化の問題や、原材料である石油資源の枯渇リスクの問題等、大量のプラスチック製品の生産と廃棄には様々な問題が含まれます。

私たちのファーマーズマーケットでは、会場内にゴミ箱を設置していません。マーケットでゴミを出さない為の取り組みとして、ご来場頂く皆様に「My食器」のご持参をお願いしております。お皿やお箸を持って会場にお越しいただけば、使い捨て包材を使用せずに済みます。

お越しいただく皆様全員が食器をご持参頂ける日を目指していますが、初めてお越しいただくお客様はそのことを知らない方もいらっしゃいますので、そんな方には「リユース食器」を場内でレンタルしています。

リユース食器は使用後、洗浄消毒を行うことで繰り返し利用できるため、ゴミとして処理する必要がありません。

ですが、リユース食器は有料のレンタルとなりますので、是非ご来場の際はご自宅からMy食器をご持参くださいね!

(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHIでは、持参いただいたMy食器とリユース食器のご利用で、平均すると一回の開催でおおよそ1,200食分程度、年間に換算するとおおよそ14,000食分の使い捨て包材ゴミを削減しています。※飲食部門売上から算出

参加してくれる皆さんが笑顔で楽しんで頂き、この先の開催も笑顔で迎えられるよう、私たちはMy食器ご持参の普及以外にも地球環境に負担をかけない持続型のマーケットイベントとして、様々な取り組みを実施しています。

それらについてはまた次回ご紹介します。
是非皆様のお越しをお待ちしています!

(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHI公式サイトはこちら

ABOUTこの記事をかいた人

Tanaka

大学卒業後、地元関西を離れ東京で飲食業に従事。2017年、飲食業をよりマクロな視点でとらえたいとの思いから転職を決意し大泉工場に入社。直営店勤務~PRチームを経て2022年よりOKS CAMPUSチームに移籍。(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHIを中心にイベントの企画・運営に従事。あらゆる環境を素敵にしていく為の活動エネルギーは家族3人と猫1匹の温かい家庭環境から生まれている。