皆さんこんにちは!本部チームのMiitaです。
前回の記事ではプラスチックごみのポイ捨てが、どれほど重大な問題につながるかについて、その過程を交えながらお話しました。きっと、記事を読んでくださった大半の方が、今後はポイ捨てをしないと心に誓ってくれたことでしょう!
さて、今回はごみをごみ箱に捨てた後のステップである、廃プラスチック(以降廃プラと呼称)の処理についてお話ししようかと思います。まず初めに廃プラ処理の優先順位について、下記の図を参照してください。
第1に発生抑制(リデュース)、そもそもプラスチック製品を使用しなければゴミにもならないので、これが最優先となります。
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第2に再使用(リユース)、同じものを何度も繰り返し使用する再利用のことで、レジ袋をもらわずにエコバッグを持参する、ペットボトル製品を買わずにマイボトルを持ち歩く、プラスチック製カトラリーではなくマイ箸を使う、などが挙げられます。洗剤やシャンプーなどは詰め替え用の製品を選んでリフィルするというのも、容器プラスチックゴミの削減につながりますよね。
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第3に新たに製品を作り直す再生利用(リサイクル)、持続可能な素材を自然の再生能力の範囲内で使用した代替品への切り替えという方法もこちらに分類されます。
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第4に熱エネルギーとして回収、上記の1~3で対応できない場合にはこちらが選択されます。
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第5に適正な方法による処分、管理された埋め立てや単純焼却のことを指します。またこれ以外の管理された方法で処理されない廃プラが世界全体で約3割あり、自然界に流出しています。
日本で1年間に排出される廃プラ量は約850万トン。1人当たりのプラスチック消費量は、なんと、アメリカに次ぐ世界第2位だそうです。おもてなしの精神が強い我が国日本では、諸外国に比べてありとあらゆる商品がプラスチックで包装され、過剰包装になっている場合も少なからず見受けられますよね。
近年ではレジ袋の有料化など、廃プラを減らす動きも見られますが、日本全体では年間400億枚のビニール袋が消費されているそうで、まだまだ大幅な削減には至っていないのが現状です。
今回は廃プラ処理の優先順位についてのお話しました。
プラスチックにどのような処理方法があるのかを知っておくだけで適正な使用ができるようになると思います!大泉工場では、月一で開催される「(ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHI」にてリユース食器を導入し、ゴミ自体の削減を目指しています。特に最優先であるリデュースを始めとしリユース、リサイクルをこころがけ、ゴミとして処理される廃プラを削減していきましょう!