【Shock人インタビューvol.5】植物療法士 〜國中玲さん〜

こんにちは、CAMPUS TEAMのNatsukiです。

立春も過ぎ、どんどん日が長くなり、春の訪れを感じはじめ、気分が明るくなってきております。OKS CAMPUSは、実は知る人ぞ知る「絶景お花見スポット」ですので、みなさま是非楽しみにしていてくださいね!

さて、今回はJUKUBOX(ジュークボックス)の講座を担当していただいている、植物療法士の國中玲(くになか・れい)さん へのインタビューブログをお届けいたします。

出逢いはとある共通の友人のイベントで、大泉工場でおなじみ「KOMBUCHA(コンブチャ)」の話で盛り上がったのがきっかけでした!社会福祉の領域や写真家としても活動されている國中さんですが、メインでは「やさしい世界のつくり方」をテーマに植物療法士として活動されています。

お話していくうちに、愛溢れる國中さんのお人柄と、奥深いけれど身近に取り入れやすい「植物療法」の魅力を教えていただき、是非これはJUKUBOXでもみなさまへお届けしたい!と思い、講座を担当していただくことになりました。

國中さんの「植物療法との出逢い」から、これから春先に役立つ「花粉症へのミニアドバイス」まで、たっぷりお届けしていきたいと思います!


●まずは簡単にプロフィールを教えてください。

國中玲です!植物療法士-フィトセラピスト-として活動しています。

●「植物療法」というワードは何となく聞いたことがあるのですが、簡単にいうとズバリどのようなメソッドなのでしょうか?

一般的に言われるのが、メディカルハーブ、アロマセラピー、フラワーレメディ、園芸療法、森林療法などを含めた総称であり、「人間の自然治癒力を高めて、健康を促進していくもの」です。

生活に取り入れる中で感じていることは、植物療法(フィトセラピー)とは、自然に触れることで、自身の心身を癒し、ニュートラルにしてくれる。ズバリ 「生命のバランスを整えるもの」 だと思っています。

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●國中さんが植物療法と出逢ったきっかけを教えてください。

元々、幼少期から体調不良に悩まされており、薬をずっと飲む生活が続いていました。家に引きこもりがちで、良質な睡眠も取れていない。昼夜逆転するし、日中はイライラしたと思えば、ハイテンションになったり、と不安定な時期でした。

ある日、お薬を多量摂取してしまい、家族を巻き込んで少し大騒ぎしてしまったんです。ベッドで横になって冷静になったとき「このままではいけない」と思い、何か良い方法はないかと調べて出逢ったのが植物療法でした。

●そうだったんですね。特に現代社会では直接的な原因の分からない体調不良や精神不安など、本当に他人事ではないですよね…私自身も身に覚えがあります。

心身共に大変な中、國中さんがはじめて試した植物療法のアプローチは何だったのでしょうか?また、どれくらいの期間取り入れ、どのような効果を感じられましたか?

まず取り入れはじめたのは、[メディカルハーブ]と[アロマセラピー]からでした。

上記で書いた通り、体調を崩していた時期だったので、ジャーマンカモミールやパッションフラワーと呼ばれる安全性の高い精神面を穏やかにするものをハーブティーとして取り入れていました。アロマセラピーでは、主にアロマハンドケアをセルフで取り入れました。

図3

効果としては、とにかく温かさに包まれる感覚で、やさしい気持ちになれました。いままで表情も固く、笑うことも一切なかったのですが、自然な笑みを浮かべることができ、「しあわせ」という気持ちが芽生えましたね。

その感覚が嬉しくて、1ヶ月以上は続けてみました。気が付けば睡眠も安定していて、夜に眠り朝起きたときの喜びは今でも忘れません。

元々、田舎の自然豊かな土地に住んでいたので、それ以降はなるべく森の中を散策したり、太陽の光を浴びたり、とセルフケアに努めるようになりました。

今でも続けており、気が付けば植物療法を様々な場所で発信しているのだから不思議なものです。

図4

●様々な形で自然を取り入れることは、私たちの心を育て、癒すのにとても大切ですよね。きっと私たちの祖先が築き上げてきた「自然と共生する智慧」みたいなものは、沢山失われつつも、植物療法しかり現代に適応する形で伝えられているんだなと、國中さんから色々と教えていただいている中で日々感じております。

ちなみにせっかくなので具体的に一つお聞きしたいのですが、例えばこれから春先、「花粉症」の方にオススメする簡単な植物療法的アプローチはありますか?
日本だと生活に支障がでるからと、薬を沢山服用している方も多いですが、本当は自然の力を借りて治したいと身体はきっと感じていると思うんです。

植物療法という響きは新しいものと思いがちですが、薬草や自然を使ったセラピーは昔から世界中親しみがあるものだったりします。

日本だと、冬至の季節はゆず湯に入るという風習がありますが、実はゆずに含まれる有効成分によって身体をあたためる為、ある意味では植物療法のひとつかもしれませんね。

花粉症の悩みは良く聞きますね。鼻がむずむずしたり、目に痒みがあったり、生活に支障をきたしてしまいます。

植物療法の中に「春季療法」と呼ばれる方法があります。「春季療法」とは、ヨーロッパから古く伝わるもので、冬や春先にハーブを取り入れて、アレルギーの予防や、体内の動きが鈍る冬の間に溜まった毒素などを排出することをいいます。

そんな春季療法に良く利用されるのが 「ネトル」 というハーブです。花粉症によく使われ、浄血作用の高いハーブとしても有名です。アレルギーの方の根本的な体質改善に適しています。

図5

他にも「エルダーフラワー」「ダンディライオン」などのハーブを飲用することで花粉症へ良いアプローチになります。

●次回開催予定のある講座について、受講を検討されている方にお伝えしたいことがあればお願いします!

次回はペットのための植物療法講座を開催したいと考えています。

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実は、植物療法を取り入れることができるのは人間だけじゃないんです。

犬や猫などの動物へも使用することができます。実家に住む愛犬や友人のペットへ植物療法をよく提供しており、経験上役立つことは知っていました。

もちろん注意点などはあるのですが、正しい使い方を知れば動物へも健康的な癒しをもたらしてくれます。

こうして講座として開催することは、僕自身も新しいチャレンジでもあります。

植物療法は人間だけではないことを、みなさんへぜひ知っていただきたいです。自分の周りにいらっしゃる獣医師などの専門家で取り入れる方も多くいらっしゃいます。

図7

ハーブティーを飲んだり、髪の毛を、スプレーを作ったり、と様々な方法がありますが、次回のペットとの講座は「ハーブボール」という薬草のお灸をペット向けに作り、トリートメントをする方法でアプローチしていきたいと思っております。

はじめての方へわかりやすくご説明しますので、ぜひ一緒に学んでペットと一緒にこの癒しの力を体感してほしいです!お待ちしております。


國中さん、本日はありがとうございました!

JUKUBOX(ジュークボックス)では、國中さんによる植物療法の講座を定期的に開催していく予定ですので、皆さま是非JUKUBOX公式SNSやウェブサイトをチェックしてみてくださいね!

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