こんにちは!CAMPUSチームのKEENです。
畑も春を迎えると緑が増えてきます。
その主役は野菜ではなく、私たちが雑草と呼んでいる植物たちです。
今日はこの雑草のおはなしです。
雑草とは?
辞書的な意味合いを調べると
① 自然に生えるいろいろな草。また、名も知らない雑多な草。
② 農耕地や庭などで、栽培目的の植物以外の草。
とあります。
個人的には、この雑草という漢字であったり意味合いが、私たちの雑草って要らないものなどのイメージになってしまっていると思います。
当然のことながら、雑草と言われるものにも名前がそれぞれあり、どんな特徴を持っているかを知ることで畑の土の状態を理解することができます。
雑草に対するアプローチ
雑草を見つけたらすぐに刈ってしまうのではなく、なぜ、そこにその植物が生えるのかという視点で畑を見ると、畑の栄養がその植物が生えるのにふさわしい状態ということを知ることができ、野菜がよく育つのか、育ちにくい状態なのかを把握することができます。
雑草から分かる土の状態
生えてくる雑草の種類によって畑の状態をある程度見分けることができます。
♦栄養分が少なく痩せている
人が立ち入らないような荒地や耕作放棄地、川沿いのエリアなどに生えている草といえばイメージしやすいかもしれません。
代表的なものは、ヨモギやススキなどよく見かける猫じゃらしなどのイネ科の草もそのひとつですね。
当然、このような土地では野菜づくりには適していません。
※エノコログサ(猫じゃらし)
♦栄養分が少なく酸性が強い
身近にあるような土地、例えば公園などの土壌といえばイメージしやすいかもしれません。
代表的なものは、クローバーなど
クローバーなどマメ科の植物は、成長に必要な空気中の窒素分を土中に固定し、植物の成長を促すことができます。緑肥なんて形で活用されることも多いです。
※シロツメクサ
♦栄養分のバランスが良く肥沃
他の有機農家さんに伺うと同じような雑草を見かけます。「雑草がよく育つ=野菜もよく育つ」シンプルで分かりやすいですよね。
代表的なものは、ナズナ、ホトケノザなど
これらの草が畑一面に広がっていると土の中の栄養バランスが整っていることが分かります。
※ホトケノザ
※オオイヌノフグリ
まとめ
何気なく見る雑草でも、1つ1つ名前があり
植物が育つうえでの土の環境を教えてくれる存在です。雑草をみかけたら、皆さんの生活する土の環境について想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
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