こんな愉快なマッチング! 動く、出逢う。そしてその先に、得るものが必ずある。

どもです!

久々のアメリカから戻り、日本における日常に徐々に馴染んできている、KANです。
かぶれてしまわないよう、気をつけます(笑)

さて2023年4月、コロナ禍を経て、3年ぶりにアメリカはカリフォルニア州に行ってきました。
それまでは2009年から毎年、最新の食文化や環境へのアプローチに関する情報を収集し、ビジネスに活かすために訪れていたアメリカ。
心躍るツアーの始まりです。

画像2

…と言いたいところですが、3年ぶりとなるカリフォルニアでは、得るものがありすぎて、このコラム一回では、書ききれません(笑)
徐々に出していきたいと思うのですが、今回のコラムでは、ツアーでも、指折りの面白い体験と、自分の根幹にある「生き方」を絡めて、お届けしたいと思います。

画像3
世界一を獲得した_SHIP KOMBUCHAの話は、こちらから

表紙の写真は、今回のツアーとは全く関係のない、2016年に訪れたベナンという西アフリカでの一コマ。旅先で偶然出会った人たちと、草サッカーをした時の、得難い貴重な体験を切り取ったものです。
今回のコラムとテーマはズバリ“旅をする”ということ。

突然ですが、自分の「生き方」について。
自分は、可能な限り旅に出ることを、心がけています。
これは、遡ること2013年、とあるクリエイティブディレクターから受けた一つのアドバイスと、自分の今までの生き方とが合致したから、今でも継続できている一つの行動哲学です。

そのクリエイティブディレクターとは、ジョン・C・ジェイという、伝説的なクリエイター。検索していただければ、本当に多くの企業を成功に導いている、スペシャリスト。
その方との出会いは、ポートランド。友人の企業が主催した、全米4都市をめぐる、クリエイティブリーダーシップツアーというものに参加した際に、彼のオフィスを訪れました。
画像4
ジョン・C・ジェイさんのポートランドのオフィスにて

当人が現在手掛けているプロジェクトの話を聞いたのち、最後のアドバイスに、下記の言葉がありました。

可能な限り旅に出なさい。旅先で自分の無知を再認識するといことはとても謙虚で刺激的な経験である。

その言葉をもらった時に、自分はハッとしたことを覚えています。
というのも、まさにそれを自分はやっていたなと。
ありがたいことに、自分は小学校から大学まで一貫校に進学し、素晴らしい企業に就職し、28歳で今の大泉工場に入社しました。
当時の大泉工場はというと、不動産管理業のみを営む、企業。自分は何をすればいいのか、右も左もわからず、それを示してくれるメンターもいない状態でした。

しかしただ一つ、何をしたいかはありました。
それはポップコーンに関わる仕事をしたいということ。
大泉工場に入社する直前、ふと、NYCに4週間、滞在した際、ポップコーンのビジネスに出会い、可能性を感じたからです。

NYCに行った当時の自分は、何も考えていない、ちゃらんぽらんなお坊ちゃん。
ただただ楽しい毎日を暮らしていたのですが、偶然参加させていただいたコミュニティで、「あなたは何をしたいの?」という何気ない質問に対して、「食にかかわること」と答え、その翌日、ペンステーションでポップコーンを食べながら駅を颯爽と歩く、素敵な情勢を目にし、その想いが結実しました。

画像5
今の全ての事業のベースとなる、旅で出会ったポップコーンショップ

そのコミュニティとの出会いも、ポップコーンを食べながら颯爽と歩く、素敵な女性との出会いも、マンハッタンのど真ん中にあったポップコーン屋さんとの出会いも、全てが計算されたものではなく、ただ単に旅先の出会いです。

若干旅とは異なりますが、何気なく訪れたオーガニックのセミナーで出会った、福岡県をベースとして日本のオーガニック市場を牽引している、偉大な企業であるオーガニックパパ代表の八尋さんとの出会いも、偶然以外の何者でもありません。

今、営んでいるすべての事業が、偶然の出会いから生まれ、それは、自分の普段の生活と接することのない、範囲外での出会い。
旅先で自分の無知を自覚しながら、それを面白ろおかしく事業に落とし込んでいるだけです。自分的には、めちゃくちゃ普通のことではあるのですが、皆さんはどうでしょうか??

そして話は戻り、今回のツアー。
VeniceのAbbot Kinneyを歩いている際に、突然「君、日本人?」と声をかけられました。とてもフランクな方だったので、こちらも遠慮なく、「なぜ自分に話しかけたのか」と伺うと、「なんか、普通じゃない日本人が歩いてきたから」という、不思議な返答でしたが、自分も直感的にこのお爺さん、普通じゃないと思い、意気投合。

短いツアー中でしたが何度も電話でやり取りをし、最終日に、ゆっくりとお話をする時間を得ました。
よくよく話を聞いていると、その方は40年以上LAで活動し、数多くの企業の海外進出を支援してきたというMark桑田さんというレジェンドの方でした。

画像6

一緒にリトルトーキョーを歩いていると、どんどん知人が集まってくるMark桑田さんは只者ではないと、誰もがわかると思います。

今回のツアーのメインはKOMBUCHA事業のこれからの発展のための情報収集でしたが、Mark桑田さんとの出会いから、一足飛びで、西海岸の日本食レストランなどで_SHIP KOMBUCHAを並べないかという話になりました。

まだ具体的なスケジュールは出ていませんが、今回の旅のこの出会いで、_SHIPが海外の方々に飲んでいただける可能性が、一気に広がったと感じました。

それに加え、プラントベースの市場の広がりと、当社のビジネスが今後、どういった方向で、世界展開をすることができるかを見出すことができました。
画像7
HEALTHY JUNKは定着するのかしないのか…!?

改めて、旅をする、出会う、その先の成功へのチャンスが切り開かれるということを体感する機会に恵まれました。

思い返すと、日本を含めさまざまな場所に行く機会があり、自分は恵まれているなぁと感謝の気持ちが生まれてくると同時に、やれることが広がっていく、「ワクワク」を、旅を通じて得てきたんだなぁと感じます。

もちろん旅以外にも、ワクワクを得ることはできますが、同じ場所に居続けても、それとは出会えないということだけは絶対なのかなと感じます。

可能な限り旅に出なさいという言葉の重みを、改めて認識できる、いい機会になりました。

日本の若者たちが、どんどん旅に出られるような環境が、日本で醸造されたら、この国はまだまだ可能性があるなと思います。
ぜひみんなで、切り拓いていきましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

大泉寛太郎

1981年生まれ。 学生時代より、イベントチームやフットサルチームの立ち上げ、BarなどでDJとして活動。 大手商業施設でテナントリーシングや営業企画、PR、広報など幅広い分野を経験したのち、2008年大泉工場入社、2012年より現職。 アジアからオセアニア、ヨーロッパ、北米、アフリカと世界中を飛び回り、地球の「今」を体感。 「地球を笑顔で満たす」というMISSIONを掲げ、日々、いかに「素敵な環境を創造するか」自問自答しながら生きている。 にゃん丸という愛猫と二人暮らし。