次世代の代替新エネルギー「RPF」とは!

こんにちは!miitaです!

皆さんは「RPF」という言葉を知っていますか?

これは近年需要が高まっている次世代のエネルギーの名称です。

正式には「Refuse Paper & Plastic Fuel」の略称であり、マテリアルリサイクルが困難な古紙及び廃プラスチック類などの産業廃棄物を主原料とした高品位の固形燃料のことを言います。

RPFは、石炭やコークス等、化石燃料の代替として、大手製紙会社、鉄鋼会社、石灰会社など多くの産業で利用されており、今後ますます需要が高まる新エネルギーです。図2

マテリアルリサイクルについて詳しく知りたい方は、私が以前に書いた「それって本当にリサイクル?リサイクル率の真相!」の記事をぜひ読んでみてくださいね!

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RPFの特徴とメリット

  • ボイラー等燃焼炉における排ガス対策が容易可能

「RPF」は品質が安定している為、不純物の混入が少ないことが特徴としてあり、塩素ガス発生によるボイラー腐食や、ダイオキシン発生がほとんどない。硫黄ガスの発生も少なく、排ガス処理を容易に行うことが出来ます。

  • 他燃料と比較して経済性がある

現状で石炭の1/4~1/3という低価格で製造することが可能であり、化石燃料や将来負担するであろう排出権購入の費用を削減することが出来ます。また、燃料使用時の灰化率が石炭に比べ1/3以下となる為、灰処理費も削減可能となります。

  • 環境にやさしい

石炭よりも二酸化炭素の排出量が少ないに加え、総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減により地球温暖化防止に寄与できます。

  • ハンドリング性が良い

固形で密度が高いため、粉炭等と同等の利便性を持ち、貯蔵性にも優れている

このように「RPF」は現行の燃料に比べ、より優れた燃料として近年注目を集めています。

エチオピアでの取り組み

ここで「RPS」が実際にどのように役に立っているかに目を向けてみたいと思います。

近年のエチオピアでは経済成長が続いており、生活の発展と共にゴミ問題が大きな社会問題となっているそうです。高度経済成長期の日本と同じですよね。

首都アディスアベバにあるゴミ処分場には、処理しきれなかったゴミがそのまま埋め立てられており、近くの焼却炉では休止が続くこともあり処理が追い付いていないのだそう。

環境への悪影響や匂いによる健康被害の他、処理できないゴミに埋もれて人が亡くなるケースも発生しており問題視されています。

そこで台頭してくるのが「RPS」です、廃棄物(ゴミ)をリサイクルする技術はまさにこのゴミ問題にはうってつけですよね。

しかしそこでもまた問題があるらしく、それは人の意識です。エチオピアでは、廃棄物にお金をかけて適切に処分するという意識がまだ根づいていないため、廃棄物の有効活用の重要性から広めていく必要があるのだそうです。図3

これを聞くとやはりすべては人の意識の問題で、最初の一歩は環境問題に関心を持つことがだと思います。限りある資源を使い捨てるのではなく、再利用し新しく燃料として生まれ変わらせ使用するのは、この美しい地球を次の世代へと引き継いでいくためには必要不可欠な取り組みですよね。

大泉工場での取り組み

大泉工場㈱では月に一度主催する (ARTISAN) FARMERS MARKET KAWAGUCHIでリユース食器制度を導入しゴミ箱を撤廃するなど、ゴミの削減とゴミを出さないという意識の育成を目指しています。皆さんもぜひAFMKへと足を運び、ゴミ問題への取り組みを体験して意識改善に努めてみてはいかがでしょうか。