こんにちは!本部チームのKEENです。
大泉工場の敷地内にCAMPUS FARMもでき、一般の方とお話する機会も増えました。
お話している中で、栽培方法によって多くの呼び方がある日本の農業はわかりづらいなと感じます。
・個人の理解度がバラバラ
・定義がわかりづらい
今回はたくさんある栽培方法についてのお話です。
いろいろな〇〇栽培
まず、代表的で身近な栽培方法といえば
■慣行栽培
こちらについては、明確に基準や規定はありません。分かりやすい言葉でいうと
「昔からの慣わしとして行っている」
「普段から習慣として行っている」
栽培のことを指します。
日本でいうと、農薬や肥料を正しく使用して行っているものを慣行栽培として捉えることができます。
つづいて
■有機栽培
この言葉については、有機農業推進法によって定義されています。ただ組織や団体の特徴によって言い回しが違ったりするので、色々な団体の有機栽培の定義についてみてみると面白いです。
今回は一般的な定義のご紹介ではなく
個人的に素敵だなと思った
熊本県有機農業研究会さんのHPにあった
有機栽培についてご紹介です↓
『自然との調和を大切にし、化学肥料や農薬に頼らず、丁寧な土づくりをすることで、そこに生息する多様な生き物と共生しながら行う農業のこと』
まさに大泉農場も行っているような定義ですね。
有機農業はよく農薬とか使っていないと思われる方もいらっしゃいますが厳密にいうと
天然由来の物質であれば、肥料や農薬を許容されています。
また、国で定められた基準(有機JAS規格)を満たし認証された農産物は、出荷・販売など行う際に「有機」「オーガニック」などの言葉がつかえます。
■無農薬栽培
栽培期間中に全く農薬を使用しない栽培です。
無農薬栽培については、国など第三者機関が認定するような仕組みがありません。
農薬を一切使用せずに栽培したとしても、
近隣の畑で使用した農薬が風で飛んできて、土や野菜に付着する可能性も排除しきれないため、農薬が排除されている証明が難しいのが現状です。
これらもあって、農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」で「無農薬」表示を使うことは禁止されています。
■自然栽培
肥料・農薬を使いません。
野菜、野菜をつくる土の力を引き出して栽培するもの。
家畜などの排泄物からなる動物性肥料
米ぬか・油かすなどの植物性肥料も使いません。
しかし、無農薬栽培同様に自然栽培にも明確な定義や、第3者機関による認証はありません。
これに関しては、耕すことと不要な草を除草したり、農薬や肥料は使わないものの、人の手が多く入るのが特徴です。
自然〇〇のつながりでいいますと
自然農法というものもあります。
これは自然栽培とは逆に
草や虫、自然のあるがままを保ち
畝も作らず耕しもせずに自然のなりゆきに
任せて共生するやり方です。
正しく理解し、自分にとってベストな選択を!
ここまで色々な〇〇栽培をご紹介しましたが
紹介しきれていないものもたくさんあります。
分かりづらいですよね、
そして、
どれが正しいやり方ということもないと思います。
その土地、自分が農業を行う環境・状況などにより一番最適な栽培方法を私もこれからは実践したいと考えています。
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