皆さんはコンブチャ作ったことはありますか?
_SHIPでは毎月1回以上コンブチャworkshopを開催しているのですが、
その中でも8月12日のworkshopは麹研究家のなかじさんとの対談も加えた特別バージョンでした。
さらに大泉工場敷地内に現存する有形文化財指定の日本家屋を利用して
運営されているJUKUBOX内のイベントであり、かつファーマーズマーケットが
開催されている最中でお祭り気分。
阿波踊りにならって、敷地一帯がコンブチャ蓮のような一体感の中で
時には真面目に、時には笑いもありで進んでいきました。
第一部はコンブチャを自宅で作るために_SHIPブリュワーから直接、実演と解説。
言葉で伝えることもたくさんあり、メモする方が多いのが_SHIPのワークショップの特徴。
コンブチャを作る上でお茶は重要なエレメント。数種類のお茶を飲み比べ。
コンブチャを通じてテーブルを囲むとすぐに仲良くなれる。
実際に目の前でお茶抽出。
コーヒーをお自宅で入れる方々が多いことを思うと、お茶は昔のことのよう。
ワークショップでは改めて、お茶の素晴らしさも同時に伝えることも大切に。
誰かが言っていた「茶」という字は草冠に人が“ホ”っとするから出来ていると。
緊張がほどけると、自然に笑顔が生まれる。
第二部では、コンブチャと麹と別の舞台で活動する二人で、共通する発酵を通して対談。
主役は菌なので、輪の中央に鎮座して頂きました。
なかじさんとの対談では、自宅で作る発酵食品は普段は可視化されていないけど、
空気中に漂いながらこの世界に大きな影響を与えている
微生物たちの存在を認識できる装置であると定義して、
それに向き合うことで自分の生活や考え方が変容していく話など、テクニカルな話ではない、
発酵食品からその取り巻く環境について、横断的に話が進み、
予定時間を延長して大いに盛り上がりました。
対談に合わせて特別に甘酒とコンブチャを併せたドリンクを参加者全員で乾杯。
甘酒のまろやかなテクスチャーに双方が持つ酸味が重なり、
小一時間の時間でゆっくりと飲むにぴったりなドリンクに仕上がりました。
コンブチャに麹のニュアンスが加わり、香りの強度が上がるのも甘酒コンブチャの魅力。
1対1での対談イベントは私としても初めての経験でしたが、
ぶつかり稽古のように互いの思いを重ね合わせて
ひとつの空間を作る面白さに気付いてしまったかもしれません。
今後もこのような機会を設けて、私自身も含めて気づきを得られる企画を作っていきますので、
その際はぜひ遊びに来てください。