温暖化によって、動物たちが瘦せ細る

「美しく風に舞う木の葉に秋の深まりを感じるこのごろですが、
お変わりなくお過ごしでしょうか。」と時候の挨拶から始めたくなる季節となりました。

今回コラムを担当します、大泉工場の内田です。

個人的には、猛暑記録続きであった今夏の反動で、
極寒の冬到来とならないか密かに心配しています。

今回は気候の変化による絶滅の危機を迎えた動物に焦点を当ててみました。

温暖化の影響で餌が見つからない

2015年8月20日にフォトグラファーの「Kerstin Langenberger Photography」氏が撮影し、
SNSに投稿したある一枚の写真が世界に衝撃を与えたのは、
みなさんの記憶に残っていると思います。

痩せ細る白くま
(Kerstin Langenberger Photography氏撮影)

なぜシロクマは痩せてしまったのでしょう。
イアン・スターリング教授(40年以上熊の生態を研究)によると
シロクマは海氷の下に隠れたアザラシを狩り、食べているそうです。

それが昨今の気候変動により、北極の海氷が記録的な海氷融解で
獲物を捕らえるための足場が不足し、飢えて痩せ細ってしまったそうです。

自分たちの力ではどうすることも出来ないシロクマは、北極圏の広範囲に食料を求めましたが
飢えを十分に満たすことが出来なかったようです。

今年は11月に入ってからも夏日を記録しています。

海の温暖化も遠い国の話ではなく日本にも確実に忍び寄って来ています。

最近こんなニュースを耳にしました。
「10年ほど前と比べてみると、函館のスルメイカは10分の1、岩手県のサケは46分の1にまで減少」。

日本周辺の海水温も過去30年の7月の平均値を比較すると、2~4℃高い海域が増えていて、
こうした傾向はここ5年ほど続いています。

産地にも変化が出ているようです。

おさかなマップ

三重県では水温上昇により、ウツボが増殖しイセエビに被害が出ているようです。

私たちに何が出来るのか、もう一度、日々の生活を見直す時期が来ているようです。

まとめ

大泉工場CAMPUSは科学、芸術、自然を融合させた環境づくりに取り組んでいます。

「素敵な環境を創造する」ために循環型のコンポスト運用や、
コンブチャの製造の段階で排出される水蒸気や排水、廃棄物などを可能な限り
減らし再利用したり、地球環境にやさしい循環型農業を実践しています。

ぜひ一度訪れ、体験して下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

uchida

卒業後、食品会社で経理財務と食品衛生の基礎を学び、食品工場の立ち上げを経験。地域の少年少女スポーツ活動にボランティアとして30年余り携わり地域に活性化のお手伝いをしています。また、障害者職業生活相談員等の資格を保有し、一人でも多くの人が楽しく働ける環境づくりを心掛けています。