みなさん こんにちは。
大泉農場を運営していますKeenです。
日常業務で
・リアル(対面)でのコミュニケーション
・オンライン(主にInstagram)でのコミュニケーション
を色々な方と接するなかで、伝えたい情報をきちんと届けられているのかと、よく自問自答します。
なぜなら、今や誰でも情報を発信することができ
その情報も似通ったものも多く、且つそのような情報が大量にあるからです。
そんな今日は、“情報” “伝えること”などについて語ります。
情報量の変遷
まずは↑グラフをご覧ください。
私はこのグラフを数年前に初めて見たとき、驚いたのを覚えています。
世界に流通する情報量は、インターネットやWEB、SNSの発達により
2010年前後から莫大に増えています。
2,000年間の有史の歴史上で、情報量は増えてはいたものの、この20年の情報量の増加は異常です。
この先、私たちは、
あとを生きる「2,000年後の君へ」どんな世界を残していくのでしょうか。
2020年には40ZB(ゼタバイト)になると言われ、2023年の今年はさらに増えていることでしょう。
※ちなみにZB(ゼタバイト)って単位ご存じでしたか?
普段馴染みのあるGB(ギガバイト)をベースに考えてみます。
1ZB⇒1兆GBになるそうです。全然、想像できませんよね(笑)
ガラケーなどの携帯電話が一般に普及した黎明期に、パケットなんて情報の単位がありましたが
その何百万/何千万倍以上の情報量を私たちは日々やり取りしています。
そうなのです。
私たちは、自分たちの想像が及ばないほど“情報”にあふれる世界に生きています。
このグラフで言いたいことを “情報”を発信する側、“情報”を受け取る側 で考えてみます。
△発信する側:発信する情報は、届けたい人に届いていないかもしれない
▽受け取る側:正しい/知りたい情報にたどり着けない
情報にあふれているからこそ、
伝えたい人に情報を正しく伝える方法が大事だと思います。
情報の伝え方
“情報”の量が増えるとともにそれを伝える方法も様変わりしています。
続いて、情報を伝える方法の変遷もみていきます。
まず2,000年代に入る前後、インターネットが身近になるまでは
情報の伝え方は、発信する側から受け取る側への一方通行しかない非常にシンプルな構造でした。
さらに情報を伝える手段も「新聞・雑誌・ラジオ・テレビ」などのマスメディアと呼ばれる
不特定多数のひとへ 一度に同じ情報を届けるものでした。
2,000年代に入り、マスメディアにプラスして数多くのメディアが誕生してきました。
※https://ecnomikata.com/ecnews/20278/ ページ参照
↑流れを簡単にまとめると、
2,000年前後に、画期的なことが起こります。
「ブログ」の普及です。
それまでは個人がホームページやWEBページを作るのは専門知識がないと
できないものでしたが、誰でも簡単に作ることができるサービスが出てくることで
気軽に情報を発信できるような世の中になりました。
そして、
誰もが携帯電話を持ち始めた2000年初頭には
「mixi」「GREE」といったコミュニケーション型のSNSが登場してきます。
私もmixi を楽しんだ世代なので、身近な人とつながれる、情報をやり取りできるツールとして
画期的だったのを覚えています。
さらに、
2010年代に入り、スマートフォンが本格的に普及し、それに伴い
海外からFacebook、Twitter、you tube、LINE、Instagram、最近ではTikTokと
続々と世界中のだれとでも繋がれるツールが出てきたことにより
誰もがリアルタイムで、
気軽に情報を発信する側にもなるし、
情報を受け取る側になるという
ルールや制度、法律も追いつかない“アナーキー”で“カオス”な状況が今現在。
その結果
【良い面】
・今までアクセスできない情報に触れることができる
・自分の欲しい情報を手にすることができる
【悪い面】
・正しく情報が発信されているかも分からない/情報を見極める力が必要になる
・情報を受け取る側も環境や年代で情報取得量や質で大きな格差が生まれる
などなど、
ここ20年たらずで、“情報”の概念が大きく変化しました。
これから、AIの発達による情報量が加速度的に増え、
それに伴い巧妙化しているフェイクニュースなどの不確かな情報も多くなり
正しい情報を見極めるのも難しい状況になっていきます。
そう考えると、改めてとんでもない時代に生きているなと感じます。
では、どうする
ここからは、あくまで私の思いや考えを述べたものになりますので
1つの意見としてお読みください。
まずは以下をご覧ください。
※ファンベースカンパニー ファン総合研究所「推奨行動に関する調査」結果参照
これだけ情報があふれる時代(でも/だからこそとも)いえるかもしれませんが
信頼できる情報は、「親しい友人・知人」「家族」からのものです。
どんなに時代が変われど、ここは不変的なのかもしれません。
私は、上記の実情にあわせ、日々の業務で情報発信するときに大事にしていることは
「親しい友人・知人」「家族」からの情報伝播をいかに起こせるかを考えて活動しています。
以前働いていた会社で学んだことですが
【例えば1万人に情報を届けたいと思ったとき】
見ず知らず、興味関心があるか分からない1万人に情報を届けるのは至難の業です。
でも
周りの友人・知人・家族10人に情報を届けることができる人 1,000人と繋がることができれば
10人×1,000人=10,000人
それは、イコール1万人の人に情報を届けるのと同じになります。
数字はイメージしやすく表現しましたが
事業の規模やどのくらいの人に情報を伝えたいかなどで設定してみると良いかと思います。
大泉農場であれば、10人に情報を伝えられる人、100人と繋がれるだけでも
1,000人の人に情報を届けられる可能性が出てきます。
農場で考えると非常に効果的な数字ですし、“100人と繋がる”というのは現実的な数字でもあります。
私は、情報を発信する際にこの考え方を根底に、意識しながら取り組んでいます。
以上から、
大泉農場では、農業や野菜をつくること、大泉工場の取組などに興味を持っていただいた方と
おひとり、おひとりと時間を取って、お互いのことを話し、理解を深めて信頼関係を
築くことを大事にしています。
そうして、お話しした方それぞれが周りの友人・知人・家族に
「大泉農場のこと、有機農業のこと、野菜づくりの楽しさ」などを
自発的に話してくれて、次の機会には興味持ってくれたお友達、家族と一緒に
大泉農場に来てくれることが理想であり、一番うれしいことでもあります。
まだまだすべてではありませんが、実際にこのような流れも起きています。
このやり方は、一度に大量の人に情報を届けることはできません。
だけど、1人1人確実に届けたい人に情報を届けることができると思っています。
その環が拡がっていけば、やがてそれは大きな力や影響力を持っていくことでしょう。
そのためには、情報を発信する側の私は、
・正確な情報を発信する
・誠実に対応する
・ひととしての魅力を高める
など、
情報を生み出し、発信する者としての
意識を常に高く持ち取り組まなければいけません。
このブログもそうです。
どのくらい見られたかの“数”で
果たして、情報を伝えられていると言えるでしょうか。
情報を受け取る側の心を動かし、行動を起こすことに繋がったとき
初めて情報を伝えられたと私は思います。
この新しく生み出された記事(情報)が誰かに届くことを切に願い…
終わります。
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