今回コラムを担当します、大泉工場の内田です。
今回取上げるのは、川口市領家の敷地で「環境未来都市化」を進めていることについてお話します。
原子力事故が、、、
みなさんも記憶に新しいと思いますが、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と
それに伴う津波により、福島第一原子力発電所で発生した原子力事故。
1986年4月のチェルノブイリ原子力発電所事故(旧ソ連)以来、
最も深刻な原子力事故と言われています。
過去日本では、1973年3月の美浜原発核燃料破損事故から
2021年5月の日本製鉄瀬戸内製鉄所X線被曝事故まで25件の事故が記録されています。
事故の繰り返しが、原子力発電所反対の運動を生み、やがて化石燃料や原子力に依存せず、
太陽光発電などの再生可能エネルギーが推奨されることとなりました。
大泉工場も世界の動きをいち早く察知し、2014年3月に年間総発電量720,000kWhの
太陽光発電所を建設しました。(2022年11月4日コラム)
環境フィールド~OKS CAMPUS~
以下の3つの取組のひとつ目についてご紹介します。
1.再生可能エネルギー導入
2.温室効果ガス(二酸化炭素・水蒸気)の削減
3. サーキュラーエコノミーの実現
2024年3月を目標にOKS CAMPUSで使用する電気を自家発電による再生可能エネルギーに
変更する工事を行っています。(2021年より、再生可能エネルギーを購入して使用中。)
設置場所は、WAREHOUSE(288枚)、1110CAFE/BAKERY(12枚)、_SHIP brewery(12枚)、
メンテナンス室(40枚)の屋根上および上記MAP場にも掲載しています駐車場(72枚)となります。
屋根上設置数:352枚
年間発電量:146,400kWh
駐車場設置数:72枚
年間発電量:9,000kWh
年間総発電量は155,400kWhを予定しています。
また今回の工事により、CO2の年間削減量は90tを見込んでいます。
民間企業での導入は日本初と伺っています。ぜひOKS CAMPUSに足を運んで実物を見て下さい。
路面舗装型太陽光!?
舗装材は、驚くほどの薄さ(厚さ6mm)と耐久性を実現した、
新タイプの太陽エネルギー変換装置です。
この太陽光パネル舗装材は、大規模な土木工事を必要とせずに、
既存の駐車場・歩道・自転車専用道路・道路等に接着するのです。
ですから、農地を減少させたり、自然景観を破壊したりせずに、
既存の敷地を活用して発電できるという利点があります。
まとめ
大泉工場CAMPUSは科学、芸術、自然を融合させた環境づくりに取り組んでいます。
「素敵な環境を創造する」ために循環型のコンポスト運用やコンブチャの製造の段階で
排出される水蒸気や排水、廃棄物などを可能な限り減らし再利用し、
地球環境にやさしい循環型農業を実践しています。
ぜひ一度訪れ、体験して下さい。