こんにちは、本部チームの内田です。
本日は大泉工場が取組んでいる二酸化炭素削減についてご紹介いたします。
~脱炭素先行地域の創出へ挑戦~
国は2021年6月、『地域脱炭素ロードマップ ~地方からはじまる、次の時代への移行戦略~』を決定しました。これから5年間の集中期間に政策を総動員し、(Mission1)少なくとも100か所の脱炭素先行地域を創出し、(Mission2)重点対策を全国津々浦々で実施することで、『脱炭素ドミノ』により全国に伝搬させていくこととしています。
私たち株式会社大泉工場は、川口市領家にあるOKS CAMPUSにて2021年に国が掲げたMission1「少なくとも100か所の脱炭素先行地域を創出」の1か所目になるための挑戦をしております。
【排出量の削減】
1)太陽光による自社発電
OKS CAMPUSには本社事務所、1110CAFE/BAKERY、_SHIP brewery等の施設があります。施設の電気を再生可能エネルギーで賄うことにより年間90トンのCO2が削減できます。(地球温暖化対策事業効果算定ガイドブック ハード対策事業計算ファイルにて算定)
2)電気自動車への切替え
社用車をガソリン車から電気自動車へ随時切り替えて行きます。
1台(10Km/Lの車が10,000Km/年走行で算出)当たり年間2.3トンのCO2削減が見込め、2024年内に保有台数の4割に当たる2台を入れ替えることにより年間4.6トンのCO2が削減できます。
ご存じの通りカーボンニュートラルの「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
~木が吸い込む二酸化炭素はどれくらい~
植物は空気中の二酸化炭素、水、太陽光によって光合成をして成長しています。OKS CAMPUSは「吸収量」にも対応した緑豊かな場所です。
葉の総面積1㎡あたり、年間の光合成でおよそ3.5Kgの二酸化炭素を吸い込むことがわかっているそうです。
OKS CAMPUSには、銀杏や桜の木、杉をはじめとする大小さまざまな樹木が50本以上育っています。二酸化炭素の吸い込む量は銀杏や桜の木は、幹の太さが150cm/本の場合、3,500Kg/年の二酸化炭素を吸い込んでいるそうです。
OKS CAMPUSには銀杏、桜を合わせて10本ありますので35,000Kg/年の二酸化炭素は吸い込んでいる環境となっています。ひとりの人が、呼吸で吐き出す二酸化炭素は、年間に約320~360Kgといわれています。
大泉工場の取組が「2050年カーボンニュートラル」達成の力になることを信じて挑戦を続けてまいります。
まとめ
大泉工場CAMPUSは科学、芸術、自然を融合させた環境づくりに取り組んでいます。
「素敵な環境を創造する」ために循環型のコンポスト運用やコンブチャの製造の段階で排出される水蒸気や排水、廃棄物などを可能な限り減らし再利用し、地球環境にやさしい循環型農業を実践しています。
ぜひ一度訪れ、体験して下さい。