こんにちは、メンテナンスのwatanabeです。
みなさんはインチときいてどんな長さなのかパッと思い浮かびますでしょうか?
日本だとミリが一般的で、インチはなじみがないかと思います。
大泉工場の扱っているマシンはGOLD MEDAL社、CRETORS社、GOOD NATURE社すべてアメリカ製でインチのネジを使用しています。
インチは、主に英米系の国々で使用される長さの単位です。メートル法が主流の現在でも、画面サイズ(テレビ、コンピューターのモニターなど)、自動車のタイヤの径、工具のサイズなど、特定の分野で広く用いられています。その起源や定義、現代における使用法について、詳しく解説していきましょう。
まずはインチの起源から
インチの起源は古く、12世紀ごろにはすでにイギリスで使用されていたとされています。その長さは当初、平均的な男性の親指の幅に由来していたと言われています。しかし、時代と共にその定義は変化し、より正確な測定基準が求められるようになりました。
インチの定義の変遷期
インチの定義は、歴史を通じて何度も変更されています。1959年には、英語圏の国々が合意し、1インチを正確に25.4ミリメートルと定義し直しました。これはメートル法に基づく定義で、現在に至るまで国際的に受け入れられている標準です。
インチの使用について
インチは、主にアメリカ合衆国やイギリスなどの国で広く使用されています。例えば、テレビやモニターの画面サイズを表す際に「32インチ」のように用いられます。また、自動車のタイヤサイズを表す際や、建築材料の寸法、工具のサイズなど、様々な場面でインチが活用されています。
インチとメートル法
世界の多くの国々では、日常生活や科学の分野でメートル法が使用されています。しかし、インチを含むヤード・ポンド法は、特にアメリカ合衆国で依然として広く用いられており、そのため国際間の取引や技術の分野で、単位の変換が必要になる場合があります。このような背景から、世界的には徐々にメートル法への統一が進んでいるものの、特定の分野では伝統的な単位が引き続き好まれています。
インチの変換について
インチをセンチメートルやメートルに変換するには、1インチが正確に25.4ミリメートルであることを基に計算します。例えば、20インチは20 × 25.4 = 508ミリメートル、つまり50.8センチメートルに相当します。
まとめ
インチは、その長い歴史と変遷を経て、今日でも特定の分野で広く使用される長さの単位です。メートル法が国際的な標準となっている現代においても、インチが持つ独自の役割と価値は大きく、これからもその使用が続くことでしょう。インチとメートル法との間でスムーズに変換できる知識を持つことは、メンテナンスを行う上で非常に重要な第一歩と感じました。
おまけ
恒例のおまけでは、またおすすめ工具を紹介していこうと思います。今回は皆さんも使う事の多いカッターをご紹介いたします。
普通のカッターとしても使えますが刃の後ろにガイドが出てきて力を入れられるようになっています。樹脂パーツのバリ取りなどで重宝しています。
これからもいろんな道具で丁寧な仕事をしていけたらと思います。