今回コラムを担当します、大泉工場の内田です。
大泉工場がポップコーンを取扱うきっかけになった代表の思い「戦地の銃声音をポップコーンの弾ける音に置き換えることが出来れば、世界中に笑顔が溢れる」。
戦争をなくすことは容易ではありませんが、代表の思いは従業員に浸透し、身近なところから笑顔を増やす活動をしています。
さて今回は、大泉工場のCSR活動「地球を笑顔で満たす」の一部についてお話致します。
大泉工場には、こんなエピソードがあります。
2012年8月、大泉工場のマシンメンテナンス部門の求人を見て、ひとりの男性が面接に訪れました。面接も無事終了した男性が、赤羽駅に到着すると電話の呼出ベルが鳴りました。
着信は大泉工場からです。20分後の連絡で本人の頭には「不合格」が過ぎり、すぐに応答すると電話口の向こう側から「これから一緒に東北の復興応援のため、ポップコーンを弾きに行かないか」との連絡です。とても驚きましたが、なかなか経験出来ることでないと思い震災の地に向かいました。(これが大泉工場での初仕事です。)震災から1年余り経過していましたが、震災前の姿からはほど遠かったことを覚えています。そんな中でのポップコーン弾き、喜んで頂けるか不安でしたが沢山の笑顔を見ることができて嬉しかったです。
(東日本大震災)
2011年3月11日14時46分に発生したマグニチュード9.0の巨大地震(東北地方太平洋沖地震)。東日本各地での大きな揺れや大津波・火災などにより、東北地方を中心に12都道府県に被害をもたらした震災です。これは明治以降の日本の地震被害としては関東大震災、明治三陸地震に次ぐ被害規模でした。
国境を越えて
東日本大震災時の支援して下さったネパールは、4年後の2015年4月に震災に見舞われました。今度は私たちが支援する番です。何をどのように行ったらよいか考えあぐねているとSantosh Reale Fundを立ち上げたサントス・シャフカラ選手(ネパール代表選手)と出会いました(ネパールリーグ中断中のため来日)。サントス・シャフカラ選手はJリーグのベガルタ仙台と協力し、サッカーを通じてネパールの支援活動を行っています。被災で苦しんでいる人に夢と希望届ける橋掛けになれればと協力させて頂きました。URL: SantoshRealeFund (santosh-realefund.com)
(ネパール大地震)
現地時間2015年4月25日11時56分にネパールの首都カトマンズ北西を震源として発生したマグネチュード7.8の地震。この地震の強震によってネパールでは建物の倒壊、雪崩、土砂災害などにより甚大な被害が発生した。
ゆかりの地
代表のゆかりの地である熊本は、2008年に大泉工場へ戻られる前、暮らし、働いていた場所です。被災から2カ月ほど経過して現地へ立ち、復興が全く進んでいないのではと感じました。著名人の方がカメラ・クルーを引き連れずに単独で被災地に足を運び、被災に合われた住民を励まされている姿は印象的でした。
我々、大泉工場も何か力になりたいという思いが強くなりました。被災地に立った日から8カ月後の2017年2月、復興支援に携わる機会が訪れました。Jリーグのサンガ鳥栖が、震災で失われたグランドを再生するグランドプロジェクトに参加することとなりました。再生したグランドにポップコーンマシンを持ち込み、会場にいる子供たちに出来立てのポップコーンを振舞うことが出来ました。
笑顔で何度もポップコーンを取りに来る子供たちを見られたことはとても嬉しかったです。
(熊本地震)
2016年4月14日21時26分に熊本県熊本地方を震央とするマグニチュード6.5の地震。気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が4月14日夜(前記時刻)および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している。日本国内の震度7の観測事例としては、4例目(九州地方では初)
大泉工場の思いよとどけ
以前よりお付き合いのある「おもちゃの図書館全国連絡会」様と共同で2024年5月12日に輪島市児童センター・子育て支援センターで開催される「輪くわく子育てサロン」にてポップコーンを振舞いました。
232名分のポップコーンの袋には、代表の大泉をはじめ、従業員が一袋一袋に復興の願いを込めたメッセージを書き込みました。現地に足を運ぶことは出来ませんでしたが、大泉工場の思いは届いたようで、現地スタッフからは「子供もお年寄りも満面の笑顔を見せていた」とご報告を頂きました。力になれたことをうれしく思います。
(能登半島地震)
2024年1月1日16時10分に石川県の能登半島の北東を震央とするマグネチュード7.6で内陸部で発生する地震としては日本でも稀な大きさの地震。震源域である能登地方では、2018年ごろから地震が断続的に続いており、特に2020年12月ごろから地震活動が活発化しそれ以前と比べると地震回数が約400倍に増加していた。
まとめ
いまも世界中で戦争や自然災害に巻き込まれて、大変な生活を送っている人たちが大勢います。私たちもいつ、同じような状況になるかもしれません。
困っている人には手を差し伸べ、助け合いの絆を広めていくことが重要なのではないでしょうか。
大泉工場は、地球にやさしい環境づくりと一人でも多くの人に「笑顔を届ける」取組みを実践しています。