雰囲気をもってるFONTの話

こんにちは!デザイン周りを担当しておりますPRのJUNです。
大泉工場の掲げる『地球を笑顔で満たす』『素敵な環境を創造する』に共感して一緒に働いています。

今の季節は、二十四節気でいうと小満 しょうまん (5/20〜6/4ごろ)あらゆる生命が満ち満ちていく時期のこと。太陽の光を浴び、万物がすくすく成長していく季節です。コラムを書いている数日は、陽射しが強く自分的には最高な季節になってきました。ただ紫外線は真夏より強いので、_SHIP KOMBUCHA飲んで「免疫力」あるカラダつくっていきましょう!
この時期はOKS_CAMPUS内の緑が、ものすごく綺麗です。気持ちが良いので、ぜひ遊びにきてください。

さて、今回「街を歩いていると飛び込んでくる広告やロゴ・文字」の中で最近増えてきてるなと感じるフォント(デジタル化した書体・文字)の話です。その名前はズバリGotham(ゴッサムと読みます)
ゴッサムというと『バットマン』に登場するアメリカの架空の都市を思い出す方もいるとは思いますが、それとは違います(笑)(◉Q:が全く関係ないわけではないのかなと私は思っているので、それは後ほど)

ゴッサムってどんな書体・文字?

ゴッサムはHoefler & Frere-Jonesが2000年に、アメリカのメンズファッション誌GQに依頼されて制作したフォントです。GQに“Masculine, new, and fresh”(力強く新鮮な文字を)と依頼された Frere-Jonesはニューヨークの街を歩き回り、戦後の建物に描かれた手書きの幾何学的なレタリング文字から着想を得てこのフォントを作ったそうです。

2002年にGQの独占権が切れたのち一般に普及し、バラクオバマの選挙ポスターでも用いられるなどメジャーなフォントへと発展を遂げていきます。

ニューヨーク市街の看板や壁面に描かれた文字のレタリングから着想を得ているだけあり、どこか米国的な存在感を与えることのできるフォントです。(◉A:ニューヨークの象徴的なフォントでもあるので、少なからず影響したのではないかと思っています。)

また、現代的で骨太な幾何学的サンセリフ体(ヒゲがない、簡単にいうとゴシック体です)は力強く実直な印象を与え、活力と自信に満ちた演出ができます。加えて、ゴッサムのすごいところは機能性にも富んでいることです。文字の太さ(ウェイト)や幅が豊富なことに加え、可読性視認性がとても高いことが特徴です。皆さんがよく見るものとして代表的なのが↓です。

自然な幾何学造形の安定感、他のジオメトリックに比べて自然な安定感があるように思います。

我が社のゴッサム

我が社のゴッサムは、コンブチャブランド_SHIP(シップ)です。
コンブチャとはお茶を発酵させて楽しむ、発酵スパークリングティー(≠昆布茶)です。 2023年1月に日本初、コンブチャ事業で有機JAS認証を取得。 日本で唯一非加熱製法にこだわった専用ブルワリーで醸造しています。

ブランド名のSHIPは船という意味ではなく、インターネットが普及し、日々の生活が機械で便利になる世の中ですが、日本人として大事にしたいFRIEND+SHIP,CRAFTSMAN+SHIPのように、他の言葉と一緒になることで有機的なつながりや、新たな価値観を生み出すという意味でつけられました。そんな文脈にもピッタリで、パワフルで力強い印象を持ちながら、丸っこくて可愛らしさもあり、幅広い方が好印象に受けてもらう、それが我が社のゴッサムです。

まとめ

Gotham ゴッサムは、アメリカ的、ミッドセンチュリーなアメリカらしさ、幾何学的なサンセリフ体、明瞭さ、太さ、しっかりさ、それに加えて丸っこい可愛さがある書体です。ここまで幅広くモーラする書体はゴッサムだけではないかと思うくらい。ぜひ皆様も、街やお店でゴッサムを見つけてみてください。