蒸し暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんか?
初夏の大泉工場は緑がいっぱいで眺めるだけでも癒される空間になってきました。
こんにちは、PR tamuraです。
1110 CAFE/BAKERYが6月27日で4周年を迎えます。この会社に入社して初めて聞いた「プラントベース」という言葉、最近大手カフェやコンビニ、ファミレスなどでもこの言葉をみかけることが多くなってきました。
このコラムにもたびたび記事が上がりますが、改めてプラントベースって?ということにフォーカスしてみたいと思います。
プラントベースとは
英語では「Plant-based diet(プラント・ベースド・ダイエット)」と表記することが多く、植物性食品を中心とした食事法を実践し、健康な身体を目指すといった意味合いが含まれています。
これは1980年代にアメリカの生化学者コリン・キャンベル博士が「プラントベース」という考えを提唱したからです。博士は、健康に焦点を当てた低脂肪、高繊維、植物ベースの食事(プラントベース)を呼びかけた最初の人物として知られています。
健康のために行う植物性食品を推奨する食生活なので、野菜しか食べられない完全なベジタリアンというわけではなく、身体の健康と栄養バランスを重視し、必要であれば動物性食品も少量取り入れるのが、プラントベースの食事法です。
プラントベースとは、Plant(植物)とBased(由来)を組み合わせて作られた言葉です。厳密に定義が決まっているわけではありません。
植物性の食事をメインにした食生活と聞くと、ベジタリアンやヴィーガンを思い浮かべる方が多いかもしれません。
混同しやすいですが、ベジタリアンにはいろんな考え方があり、その中でも一番厳格なルールが存在するのがヴィーガンです。
ヴィーガンの方は、食事だけでなく暮らし全体や生き方を通して「動物搾取をしない」という哲学を持っているのも特徴です。
例えばファッション面なら、動物の命を奪うレザーやファーはもちろん、羊を傷つける方法で採取したウール、動物実験を行っている製品(化粧品、洗剤など)は避ける。
また、はちみつも蜂の労働搾取として摂取しないなど。
一方プラントベースというのは、先ほども触れたように定義が厳格ではなく、植物性のものを食事に積極的に取り入れましょうという、比較的誰もが挑戦しやすい食事方法です。
最初の1歩が踏み出しやすいって大事ですよね。
ベジタリアン
■ヴィーガン(植物性食品のみを食べる)
■ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
■ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
■ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
*実際にはさらに細かく分類されます
プラントベースとヴィーガンの違い
プラントベースは積極的に植物性のものを取り入れようという意味合いが強く、厳密なルールはありません。時には動物性の食材を食べても良いなど、比較的実践しやすいライフスタイルです。
プラントベースが主に「健康」を意識した菜食中心主義であるのに対し、ヴィーガンは「地球環境や人間、動物などに配慮した考え方や行動」の観点から菜食を実践しているところが大きく違うということがわかります。
プラントベースが注目される理由、どうしてプラントベースなのか
環境問題に対する意識
プラントベースな食事が注目を集める背景として挙げられるのが、地球温暖化や海洋ごみ問題をはじめとした、環境問題への関心の高まりです。
環境への負荷が畜産よりも少ないことから、プラントベースの実践は地球温暖化や森林破壊の防止が期待されると考えられています。
プラントベースを実践することは、現代畜産業によってつくられる肉や乳製品のほか、漁業によって獲れる魚介類を口にしないということでもあるため、実は環境負荷も減らしていることとなるのです。
食糧不足への懸念
「世界人口白書2024」が発表され、2024年最新の世界人口が81億1900万人。※12050年には97億人を超えると推計されています。※2 世界人口が増えることで、特にたんぱく質をはじめとした食糧不足問題の加速が懸念されています。
肉類や魚介類などの動物性たんぱく質だけに頼るのではなく、植物性たんぱく質にシフトしていくことで、世界的なたんぱく質不足を回避できる点も、注目を集めています。
※2出典:総務省統計局「世界の統計 2021」。
http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/2021al.pdf
健康志向の高まり
コロナを経てより一層高まった健康志向も、プラントベースの食生活を選ぶ人が増えている理由のひとつです。低脂質で繊維質を多く含む植物由来の食材を積極的に摂取するプラントベースは、ヘルシー志向で健康意識の高い方からも広く注目を集めています。
このように近年主に
・環境への配慮
・人口増加による食糧危機への懸念
・健康志向の高まり
という3つの観点から世界中で「プラントベース」という考え方が今注目されています。
気になる添加物、実は超加工品なのではという懸念
前々回のコラムでも書きましたが、私自身余計な添加物や加工品はなるべく摂取したくないと思っています。
・ソイミート(大豆ミート)
・植物性ミルク、ヨーグルト
のような植物性由来の原料を中心とした加工食品は大豆・小麦などから動物由来食品の代替となる加工食品がつくられることが多く「肉・卵・ミルク・バター・チーズ」を模した代替加工食品を摂り過ぎないことが大事だと思っています。
できるだけ自然に近い状態の食材を取り入れるのがベストです。
また、代替加工食品を購入する際は必ず原材料をチェックすることが大事です。
たとえば、最近コーヒーにいれるミルクを牛乳からオーツミルクに移行しているのですが・・・
【オーツミルク】
<一般スーパーで販売している商品>
原材料:オーツ麦濃縮物、食物繊維、ひまわり油、食塩/炭酸カルシウム、増粘剤(ジェランガム)、ビタミンB2、ビタミンD2
<ネットで購入している商品>
原材料:オーツ麦、植物油脂、食塩/リン酸K、炭酸Ca、(一部に小麦を含む)
同じオーツミルクでもなるべく余分なものが入っていないものを選んでいます。
OATSIDEの公式サイトへようこそ!|濃厚で香ばしいオーツミルク|オーツサイド
まとめ
プラントベースについてあたらめて調べてみましたが、3食のうち1食からでも実践できるプラントベースは体にも地球環境にも良いということがあらためて実感しました。
みなさまもぜひ、まずはプラントベースの食事を外食から楽しんでみてください。野菜だけでこんなに満足できるんだと実感するにはまずはプロの味を体験してからがおすすめです。
1110 CAFE/BAKERYで気軽にプラントベースのお食事をお試しできます!
参考資料
https://spaceshipearth.jp/plant_based/