100年先も、続くアクション

1周回って、ドトールのアメリカンコーヒーが、自分にちょうどいいなぁと気づいた、KANです(ついでに独りで作業する空間としても、ちょうどいい)。

毎週コラムを書かせてもらっています。

この活動は、自己研鑽を目的とするとともに、少しでも読み手にとってプラスの気づきが生み出せればと思い、続けているわけですが、「よく毎週書けますね(ネタがありますね)」なんてことを言ってもらうことがあります。

自分では、生きている限りネタは尽きないと思っているのですが、そもそも、それがなぜなのだろうと、考えてみました。今回は、そんなネタ(コラム内ではアイデアと表現)を生み出し続ける、とても大事なアクションについて。

アイデアの宝庫的師匠、流石創造集団代表黒崎さんとのTALKセッション

まずみなさんは、アイデアは、どこから生まれてくると思いますか?

自分の答えは、経験に基づく、自分の内側から生まれてくるものがアイデアであるとしています。

新しい経験(そしてその深掘り)をし続けていれば、アイデアは自然と、誰にでも生み出すことができるのではないかなと考えています。

ここでいう「経験」は、そんな難しいことと捉える必要は全くないです。

日常的なこと、例えばTV(最近ではYouTubeやNetflix)を見るでも、読書をするでも、人とのコミュニケーションでも、もっと身近でいうと食事でも移動でも、全部が全部、捉えようによっては「経験」になります。

みなさん、「経験」を崇高なものと思いがちな気がします。遠方への旅行をしないと、それを得ることができないなんてことは、一切ありません。

そんな日常の中の「経験」から、アイデアを生み出す、Good and Newという、大泉工場の朝会で実施している、自分にとってとても大切なアクションがあります。

このGood and Newについて、詳しくは2024年1月に大泉工場スタッフのTamuraさんが寄稿してくれた「Good & New?」というコラムがあるので、ぜひご覧ください。

このGood and New、大泉工場では2022年から続けているものになりますが、なぜ、このアクションが、アイデアに紐づくのか。

ちょっとここで整理

<自分の考えるアイデアが生まれる流れ>

■経験をする

■思い返す/気づく<Good and New(アクション)>

■話す/根付く<Good and New(アクション)>

■アイデアに昇華する

Good and Newは、直近24時間以内に自分に起きた、ポジティブな出来事や気づきを、1分以内のショートスピーチという形で、参加者にシェアするという活動。つまり、このGood and Newをスタートする前に、自分の内側で、24時間以内にポジティブな何事を経験したかを、考えることが必要になります。

どんな些細なことでも構わないということが、一つのポイントです。

誰とどんな話をしたか、昨日のお昼に何を食べたか、休憩中に何をしたか、よく眠れたか、仕事を通じて何か気づきはなかったか、通勤中に何があったか、どんな本を読んだか、どんな動画を見たか、今朝の髪のセッティングはうまく行ったか、今日の自分はイケているか、、、などなど、日常生活の中から、ポジティブな経験を思い返し、切り取ります。

そして1分以内に要約し、話す、つまりアウトプットすることで、自分の内側に、このポジティブな経験が色濃く残ります。この残すためのアウトプットも、アイデアを生み出すための、とても重要な要素の一つと言えます。

不定期で自分たちの経験に紐ずくアウトプットをする機会を、社内で実施

我々人間は、自分が思ったこと、感じたこと、考えたことしか、具現化することはできません。

ポジティブなことを常に考え続けていれば、ポジティブなアイデアを生み出し、自動的に具現化するように行動するといった具合にです(もちろん人間はそんな単純なものではないので、四六時中ポジティブマインドでいられるなんて・・・願わくばそうなれるよう努力したいです)。

話は戻って、このGood and Newを日々続けることで、アイデアは無限に生み出せるのです。

そしてこのアクション、実は独りでも、できます。

ウォーキングしている時でも、シャワーを浴びている時でも、トイレで用を足している時でも、自分の中の「リトル自分(INSIDE ME)」に対して、24時間以内にあったポジティブな経験を思い返し、要約して、話す。自分はほぼ毎日、決まって朝9時からセルフGood and Newをやって、ひとときのポジティブマインド強化を実践しています。

ここまでGood and Newについてお伝えしてきましたが、これがどう、アイデアとつながるかが気になるところですよね?

例えば、満員電車に乗っていて、自分が立っている目の前の席だけが、偶然空いて、座って移動することができた。こんな些細なラッキーな経験、これを自分は、かれこれ中学生くらいの頃から、プチハッピーなんて心の中で思ったりしているのですが、ここにもアイデアの種があります。

なんかこのプチハッピーって、実は自分の周りの至る所にあるよなーという気づきが生まれ、考えが飛躍し、そのプチハッピーを投稿するアプリを作って、世界中のプチハッピーをシェアし合う。そしてそのアプリ内に位置登録機能を搭載し、プチハッピーが集まりやすい「プチハッピー聖地」みたいな場所が生まれる仕組みを作り、ご利益を求めて人が往来するような・・・。

なんか突飛な感じはしますし、そんなアイデアがすぐ、具現化するわけではありません。ただ、自分に起こったGood(ここでいうプチハッピーという経験)を反復し、ポジティブな方向に思考を向かわせることで、いろいろな意味でのGoodが生み出せたら、幸せだなぁと思います(気づき)。上記のアプリ、一緒に開発したい人がいたらお話ししましょう笑(アウトプット)。

ポジティブなアイデアを生み出す素敵なドリンク_SHIP KOMBUCHAを広める仲間たち

ポジティブなアイデアを生み出す、Good & Newというアクションが、人々が素敵な環境を創造し続け、幸せになる定番アクションとして、100年先も、続いていることを願っています。

https://www.oks-j.com