あなたと唯一無二の存在

いよいよ2024年10月12日(土)、13日(日)の二日間に渡り、大泉工場初となる、大型環境系イベントOKS UNPARALLELED OPEN CAMPUS(オーケーエス アンパラレルド オープン キャンパス)が開催されます!

2日間に渡り、大泉工場本社のある川口市領家のOKS KAWAGUCHI CAMPUSにて、1年ぶりの開催となる(ARTISAN)FARMERS MARKET KAWAGUCHIを皮切りに、WAREHOUSEをフルに活用し、スペシャルゲストを招いての音楽LIVEやORGANIC TALK SESSIONやクッキングショー、劇の上演や映画上映、さらに日本家屋ではスペシャルなワークショップの開催などなど、盛りだくさんのコンテンツ内容でお送りします。

入場は無料(コンテンツによって有料)となっておりますので、ぜひ、お誘い合わせの上、お越しいただけたら幸いです!

構想自体はだいぶ前からありましたが、満を持しての開催、とても楽しみです。

今回のこのイベントは、ある種「大泉工場から、日頃お世話になっている方々への感謝を示す」ものとなります。

■ポップコーンから始まった「環境」を意識した旅路

FUN FOODの日の一コマ

なぜ、開催するのか。改めてまとめ、みなさまに知っていただき、当日笑顔でお会いしたいと思います。

自分が「環境」を意識し出したのは、遡ること2012年、児童養護施設でポップコーンを弾いたことから始まります。

いってしまえば、「その前」までは、全く意識していなかった。

ここ数年は、Z世代(1996年から2012年生まれ、11歳から28歳と定義されている)を中心に、地球の環境問題について広く議論され、ムーブメントとしてさまざまな動きが発生していますね。当時の自分の年齢は31歳。。。遅い汗

まぁそれはいいとして(人間はいくつになっても「今」が一番若いので、始めるタイミングは「今」なんです!)、実体験(児童養護施設の、アレルギー問題を抱える子どもがポップコーンを食べられないという現実を目の当たりにした)に基づき、「環境」に着目し、動き出しました。

まずは、「健康のため」という利己的視点から、オーガニックの考え方を重要視して、大きく事業を転換しました。

時同じくして、先代から引き継がれた大型倉庫物件の屋上に、太陽光パネルを設置。自然エネルギーを有効に活用することの重要性を広く知ってもらいたいという思いから、実施しました。

大泉農場もその頃から開墾をスタート。農薬や人工肥料を使わず野菜を育てる苦労を、肌で感じる日常が始まりました。

2016年3月の大泉農場

もちろん、失敗もたくさんしてきました。

当時西麻布で営業していたFUN FOOD CAFEで販売していた「棒付きワッフル」の「棒」を、ゴミにならず、自然に還る素材に替えたいと開発チームに依頼したら、「そんなのない」「絶対無理」と、開発が頓挫してしまったり、ポップコーンを全部オーガニックにする!と言って、仕入れても誰も見向きもしてくれなかったり(社員もお客様も)。。。なかなかスリリングな日々でした。

なかなか実績が上がってこない中でもやってこれたのは、自分のそういった想いに共感し、信じてついてきてくれたスタッフがいてくれたから。本当に感謝しかありません。

■衝撃の施設から受けたインスピレーション

食肉加工工場跡地を、未来の地球のためにリノベーション

そして、自分にとって大きな年となったのが、2016年。

この年の5月、アメリカのシカゴ郊外にあるThe Plant(ザ・プラント)という施設を訪れました。

ここは、環境に優しい持続可能な取り組みを行う、実験的な施設。もともと食肉加工工場だった場所を改修し、2010年にスタートしました。この施設の大きな特徴は、ゼロ・ウェイスト(廃棄物ゼロ)を目指している点です。ここでは食材の廃棄物やエネルギーを効率的に再利用する「循環型経済」の考え方を実践しています。

例えば、ビール醸造所やパン屋、養殖場などが入っており、それぞれの事業で出る廃棄物を他の事業に活用するシステムを構築しています。ビール醸造所で出た穀物のカスが、パン屋の材料として使われたり、廃棄物を燃料に変換するバイオエネルギーシステムを使って、施設全体のエネルギー供給を行っています。

さらに、The Plantでは地元のコミュニティや学校と連携し、環境教育やワークショップも行っており、未来の持続可能な社会に向けて様々な学びを提供しています。

この施設のツアーに参加し、本当に驚いた事を今でも鮮明に覚えています。決して利便性の良い場所ではない郊外で、大規模にこういったサステナブルな取り組みを実践し、継続している(なんなら進化し続けている)。

外も中も、刺激濃度が劇的に高かった施設(またいきたい気持ちが強すぎます)

これを大泉工場で実現するには、どうしたらいいのだろうかと、ものすごく考え、行動してきました。

■そしてこれから

その後、KOMBUCHA事業立ち上げや(ARTISAN)FARMERS MARKET KAWAGUCHIの実施、近年ではOKS CAMPUS内の全電力を、太陽光発電で賄えるようにしたり、オールジェンダートイレの設置、アップサイクル家具の導入など、自分たちでできる限りのことを、続けています。

各事業部で出る残渣を、コンポストとして再活用し、大泉農場で次の野菜を育て、カフェやKOMBUCHAで活用する動きも、徐々にではありますが形になってきています(今年の10~11月ごろに、素晴らしいプロダクトがローンチされます!)。

繰り返しになりますが、そのどれもが、大泉工場に携わってくれているスタッフたちの努力の賜物であり、また事業を展開する上で欠かせない、社外の方々のおかげで成り立っています。

「UNPARALLELED=唯一無二」

厳かなタイトルをつけてしまいましたが、このイベントを通じて、皆さん一人ひとりがUNPARALLELEDな存在であり、地球もそうであることを認識し、素敵な明日の実現に、ご一緒できれば嬉しいと思います。

Together for an Unparalleled Tomorrow

大泉工場