暑さ忘れて陰忘る

こんにちは。
大泉農場を運営していますKeenです。

今年の夏は本当に厳しい夏でした😵
私も暑さによるのもあるのかなぁと思うくらい
この夏は体調が芳しくない日が続きました😑

10月になっても30℃を記録していましたね。
こうして文章を書いている今も25℃以上の夏日を超えています😓
(夏日・・最高気温が25℃以上の日)

歴史的暑さと言ってる気候が 夏の暑さのベースとなりつつある
日本の夏について、おはなししたいと思います。

■今年の夏🌞
思えば昨年の夏も暑すぎて
2023年8月にこんなコラムを書いたのを思い出しました😂
こちらもご覧ください↓
【新時代がやってくる】

それではここから暑い話ばかりしていきます。
今年の暑さに関する主な【Topic】

🌅9月18日 東京の最高気温 35.1℃の猛暑日
→1875年の観測開始以来、最も遅い猛暑日の記録を更新

🌅福岡県太宰府市 猛暑日62日間(猛暑日・・最高気温が35℃以上の日)
※9月末日のデータ
これまでの最多は46日間だったので大幅更新

🌅福岡県太宰府市 最高気温が35℃以上の猛暑日が7月19日から40日間連続

🌅10月1日 全国202地点で30℃以上の真夏日を記録(真夏日・・最高気温が30℃以上の日)

🌅京都市 30℃以上の真夏日が観測史上初めて年間100日

🌅大阪市では95回目の真夏日となり、過去最多記録を更新

🌅全国のアメダスで観測された猛暑日ののべ地点数は、10,000を超え昨年を大幅に上回る過去最多

※参照:ウェザーニュース

🌅東京都心は10月に入って12回目の夏日となり、統計開始以来、最多を更新

さらに、、

🌅東京都心は10月19日に30.1℃に。1875年の統計開始以来、都心の観測史上で最も遅い真夏日

全国津々浦々 見ていけばTopicを挙げるだけでコラムを書きあげてしまうでしょう。
個人的には太宰府市の記録が衝撃的でした。

■農業と暑さ🍠
この暑さ人間への影響より植物への影響が何より大きいかもしれません。

「令和のコメ騒動」と言われるくらい コメの価格があがり
そもそも購入できないなんてことがニュースになりました。

これは昨年2023年の猛暑の影響も考えられ、
農林水産省が2023年10月31日発表した9月末時点の2023年産1等米の全国平均比率は59.6%
過去最低だったそうです。

昨夏の記録的猛暑の影響でコメに高温障害が発生したことが主な原因。
調査で2等以下とされた理由は、粒が白く濁るなど「形質」が65.5%を占めた。

今年の暑さを考えると、来年も同じことが起きるのではと思ってしまいます🤔

野菜についても同じです。
昨年は、トマトやダイコン、ネギといった野菜が不作になった地域が多く、
10月下旬ごろには地域によっては平年の2倍以上の高値を付けた。
10月の価格はダイコン、ニンジン、ネギが同月中平年より高値を付け、
トマトが同月前半に、レタスが同月後半に平年を上回った。

果実についても、
・リンゴの着色不良
・ミカンの浮皮(果肉と果皮の分離)
・ブドウが柔らかくなって腐る

高温障害の報告が昨年相次いだそうです。

この酷暑ベースにした高温にも強い品種の改良が進められていたり
今までの常識ではない個体が生まれたり
気候に合わせて私たちも変わるべき時なのかなと思います。

■さいごに
私は、昨年、今年と今までにない夏の暑さの中で農業活動を行ってきて
ここ2年の夏の暑さがベースになった場合、
あと何年 元気に100%以上の力を発揮し続けられるのだろうか…と思いました。

・システムや在り方を見直し再生させていく【リジェネラティブ】
・環境の変化の影響を受けにくい【植物工場】
・栽培の自動化/効率化 【スマート農業】
・化学技術による新しい技術

人間のチカラではどうにもできない、これだけ大きな外的要因の変化のなか
<環境にいい、身体に優しい農業>という観点だけでなく、
色々な可能性を組み合わせて考えてみるのもいいなと昨年、今年を経験し益々思います。
その土地の風土に合わせた作物を作るのが何より大事です。
そして、農業はヒトの助けなしにはできません。その土地のヒトやコミュニティの理解も
得なければなかなか難しいと思っています。

上述した様々は農業や慣行農業も含めた取組みについての
知見や経験を蓄積し、この環境に適応した自分なりの”農業”というのを
形づくれたらと思う、この夏でした。

おわります。

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