Experience is the Best Teacher

こんにちは。
大泉農場を運営していますKeenです。

今年は秋晴れの日が少なく、日差しが少ないと野菜の育ちも悪く
自然は思いのままにいかないなぁと、大変さを感じることが多いです😞
それと同じくらい思いのままにいかないのが「人の教育」ではないでしょうか❓

私は学生時代、学問として『教育』を学んでいました。
文部科学省内の中央教育審議会(中教審)では
『教育』のあり方について以下言及しています。

「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)
「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)に柔軟に対応

時代が進もうと環境が大きく変わろうと人が存在する限り
「教育」というのは続いていきます。

そんな教育のもっとも大事な時期が【幼少期】だと思います。
その後の人格形成や言動・行動において、とても大切です。

今日は子どもたちの教育と農業のおはなしです。

🍠大泉農場では🍠
大泉農場は、
野菜を栽培し収穫したものを大泉工場直営店に卸す役割だけではなく
大泉農場が大事にしている『地球・ヒト・環境』
やさしい循環型農業の取り組みを伝える場としての役割も担っています✨

そして、埼玉川口の地で事業を行っているので
【地域の皆さんに開かれた場所】【学びのある場所】を目指して
農業に興味のある人に体験の機会を提供しています。

その中でも大事にしている1つが、「子ども」たちへの体験です。
<子どもたちの未来へつながる正しい食のあり方>
農体験を通して、伝えることができたらと考え活動しています。

先日、収穫期を迎えた「サツマイモ🍠」
川口市にある ひまわりのたね「つなぐ園」
の子どもたちに収穫の体験を実施しました。

※ひまわりのたね「つなぐ園」とは・・
令和元年8月1日、川口市に児童発達支援施設とし開設。
発達障害、早期発見早期療育と共に親支援に力を入れられています。

特性にあった活動を取り入れ、遊びの中から楽しく学び、覚え、考え、調べる。
得意なこと好きなことは、より『得意』に、より『好き』に繋げていき、
どんな小さな 芽生えをも伸ばして自分らしく生きる術を身に着ける運営をされています。

🍠大泉農場の収穫体験とは🍠
当日は、14人の子どもたちが来てくれて、1人1人芋掘りを体験。

先日投稿したInstagramの記事でも書きましたが
私の収穫体験の考え方は
そこを掘れば採れる状態で楽しむという形式ではありません😯
どこで野菜を作っても変わらない考え方です。
これは子どもたちだけでなく大人への体験も同じです。

野菜に興味を持ってもらう、農業を楽しんでもらうというのはとても大事です😊
しかし、収穫にいたるまで、農家の皆さんは
【今まで経験したことのない気候変動や最少の労働力、資材の高騰・・・】
様々なことに対応するため試行錯誤、苦労の上に収穫できる状態までになります。

ということを全て伝えられるわけではありませんが、
≪野菜ができる≫≪食べられるって当たり前ではない≫ 
大変なこともあるというのも含めて伝え
表面上でなく本質的な農業の魅力を伝えたいと
考えてこのような形式で実施しています👍

※この収穫体験への考え方は、大泉農場というより、あくまで私個人の想いです。
運営する人が変われば収穫体験の内容って、
その人の想いも出てくる体験内容になるから面白いと思います。

ということで、
蔓も伸ばしっぱなしのありのままのサツマイモの状態から
まずは蔓を掻きあげ

これは、五感のうち【視覚】【触覚】を主に使います。

つづいて、サツマイモが埋まってる蔓を見つけたら
芋を折らないように丁寧に掘る

ここでは、【視覚】【触覚】とともに芋が折れていないか
芋が抜ける感じ【聴覚】音も聞き分けて行います。

そして、掘りだして
その手に感じる重み、自分で取り上げた感動、土や収穫したものの臭い


【視覚】【触覚】【嗅覚】を刺激します。

帰ってお家で自分が収穫したものを食べ、美味しさを噛みしめる【味覚】

まさに五感をフルに活用した体験ができるのが農業だと思います。
マニュアル化された教科書はありませんが、
自分の手で触れ、見たもの、感じたものすべてが学びとなると考えています🌟

🍠さいごに🍠
”農業”も”教育”も
時代を超えて変わらない価値であるのと同時に
時代・環境の変化に合わせて対応していくものです。

今回の体験が子どもたちが大人になったときに
はっきりと記憶に残っていることはないでしょう😌
ただし、五感を通して体感したことは記憶ではなく
ココロとカラダには経験として刻まれると思います。

昨日の自分より、今日の自分、明日の自分・・・💫
へ日々成長する子供たちをサポートすることが
大泉農場の役割の1つだと考えます。

🍠あとがき🍠
先週末(11/15、16)に川口市内で行われた
ひまわりのたねの園児たちの作品展にお邪魔しました。

子どもたちの表現力・発想力の豊かさとともに
個性を表現する場があることは素敵だなと思いました。

なぜ、この作品展にお邪魔したかというと
子どもたちが作品を作るにあたり、その素材を
身近にあるものからも活用したり、使わなくなったものを捨てずに
作品の一部として活用していると伺い
我々の方でも提供できるものあるのでは?と思い訪問しました😊

子どもたちの成長度合いや特性に合わせた作品づくりの
コンプセプトや実際の作品をみて感銘を受けました。

大泉工場は株式会社であり各事業活動で利益をあげることはもちろんのこと
同じくらい、企業としての社会的責任(CSR)を果たすべく何ができるのかを考えなければなりません。
地域社会への貢献や子どもたちとの関わりというのを本来業務とは別に考え行動していきたいと思いました。

子どもたちへ
『芸術は爆発だ』by岡本太郎氏
の言葉を送ります。
才能は無限大、ありのままに表現し、
「これからの人生」という真っ白なキャンバスを
彩っていってほしいなと思います💐

おわります。

農業体験興味ある方は
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