大泉工場とPlant Basedと食品加工

2024年11月1日に食品開発部に入社したtakeuchiです。

私は、長年食品製造に携わる中、おいしいものを食べることは世界中の人を笑顔にできると信じています。

今日は大泉工場が推進するPlantbasedと食品加工についてお話します。

食品加工(レトルト)のイメージ

レトルト食品と聞いて、みなさんがイメージするのはレトルトカレーが一番ではないでしょうか。私の家の近くのスーパーではレトルトカレーコーナーがありますが、コロナ禍中では「おうちご飯」が一般化されレトルトカレーの種類も多種多様になった印象ですが、そこのスーパーの品揃えは圧倒されるくらいに豊富です。

カレー以外にも〇〇の素も定着しているのがレトルト食品でしょう。

麻婆豆腐・回鍋肉などの中華おかずの素が思いつくのではないでしょうか。それ以外ではパスタのソースなどもあります。

もう一つ代表的なものが缶詰です。

サバ缶・ツナ缶・焼き鳥など本当にいろいろな種類がありますね。

多種多様なものがありますが、レトルト食品は賞味期限が長く、長期保存できるというイメージもありますよね。

レトルト食品をつくるには

レトルト食品には国からしっかりと定義が出されています。

厚生労働省の説明文では「食品を気密性のある容器包装に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したもの」と定義されています。

空気が出入りしない容器で密封し、圧と熱で殺菌したもの。ということですが、製造するには製造基準も設けられています。

(基準がかなり細かいので割愛します)

食品には基本的に微生物や菌が存在しています。その菌は加熱をすることで殺菌されるので保存ができるようになりますが、レトルト食品は全ての菌を殺菌することで長期保存することができるようにした食品です。

専用の機械で製造する必要があり、加圧・加熱温度と時間が製造条件として入ってきます。

その条件は最低条件としてあり、安心・安全を第一に考えられているため製造基準は食品衛生法で決まっているのです。

レトルト食品を食べて食中毒になったりしては決してならないのです。

それだけ安全を重要視していて、決まったルールがあるため、すべての素材や調理法がレトルト加工に適しているわけではありません。

ですが、「よりおいしくなるように」を目指して、日々商品づくりが進化しています。

大泉工場らしさ

私はまだ入社1か月ですのでまだまだ大泉工場らしさというところに言及するにはおこがましい感じがしますが、入社にあたって共感している部分が「Plant Based」という部分です。

また、大泉工場の考え方のキーワードでもありますよね。

大泉工場の素敵な環境を創造するという考え方は、地球規模だけではなく人一人の小さなことにも目を向けており、大泉工場での仕事は「どこか」や「誰か」の環境を少しでも良くなるように取り組むのですから、素晴らしい考え方だな。と思っています。

大泉農場で育てた生姜をコンブチャにして販売する。コンブチャにするために出てきた生ごみをコンポストして肥料に使う。この循環は大泉工場の代表的な取り組みだと思いますが、実践できていることが素晴らしいと思っています。

実践するにはいろんなところにハードルがあります。小さい規模だから出来ているということはあるかもしれません。規模が大きくなってくると、より大きなハードルとなって、いたるところに出てきます。

ですが、挑戦する姿勢が大泉工場にはあると思っていますし、それが大泉工場らしさを形成していくことに繋がると感じています。

目指したい場所と可能性

私には1つ理想の状態というのがあります。それは「Plant Basedの食品」が自然に受け入れられている状態です。

「これはPlant Basedだから買おう」という意識的に購入するだけではなく、「この前食べたものがおいしかったから、また食べよう」と思った商品がPlant Basedの商品だった。知らず知らずのうちに環境に寄与しているという自然な形で商品が提供できているのが理想です。

レトルト食品は、昔から知っていて一般的に受け入れられている商品群です。

だからこそ、レトルト食品の商品群にPlant Basedの商品が多種多様に広がっていけるのではないかという可能性を感じています。

今回はレトルト食品のお話をしましたが、大泉工場の食品製造は今後レトルト食品を製造するということを中心で考えているものの、レトルト食品だけを製造するとは限りません。あらゆる食品を製造する可能性を探しています。

変わらないのは、大泉工場らしい商品を形にする可能性を探り、製品化していこうという姿勢です。

今後の大泉工場の取り組みを楽しみにしていただければと思います。

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