「食べられること」循環させる場づくり

2024年12月25日(水)、南青山にグランドオープンする新店舗のために、日々、スタッフが奮闘してくれていることに、心から感謝しています。KANです。

そんな中、先週、久々に体調を崩してしまいました。

右耳の下、扁桃腺の辺りが腫れ、以前なら冷やせば数日で治ったものが、今回はなかなか治りませんでした。

痛みのせいで寝付けず、日中も寝不足。集中力も欠け、なかなか思うように過ごせない一週間でした。

なんとか回復しようと、週末は異常な睡眠を確保し、ベッドとサウナで発汗を促しました。そのおかげで、少しずつ体調が戻りつつあります。

 

■「食べられる」ことの有り難さを再認識

今回の体調不良で最も辛かったのは、なんといっても「食べること」ができなかったことです。

口を開けるのも困難で、なんとか食べ物を口に入れても、咀嚼するたびに激痛が走りました。この経験から食べること自体が怖くなり、食欲はあるのに食べられないという絶望感を味わいました。

数日後、徐々に食べられるようになり、「食べる」という行為の有り難さを再認識しました。

まだ完全ではないため、柔らかく咀嚼しやすいものを選んでいますが、口に運び、ゆっくり味わい、飲み込む。この何気ない動作ができることが、どれだけ幸せなことかと痛感しています。

食べるられることは、素晴らしいことだ w/ _SHIP KOMBUCHA

■食べられることの重要性

この地球上には、食べることができずに苦しんでいる人々が大勢います。

国連の5つの専門機関※が発表した「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」報告書によると、2023年の世界の飢餓人口は、約7億3,300万人、つまり世界人口の約11人に1人が、飢餓に直面しています。特にアフリカでは約5人に1人という深刻な状況です。

2005年には約8億人だった飢餓人口は、一時的に、2010年には約6億人、2017年には約5.7億人へと減少していましたが、新型コロナウィルスの感染拡大と、これに伴うロックダウン措置などサプライチェーンの混乱、気候変動などの影響で再び増加し、高止まりしています。

日本では、飢餓に直面する機会はほとんどありません。しかし、地球全体に目を向けると、同じ「食べられない」という言葉でも、その背景や状況は大きく異なります。この問題に対して、私たちは何ができるのでしょうか?

※国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(ユニセフ)、世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)

食べられることがままならない国は、比例して環境への意識も低くなると感じます

■私たちにできること

大泉工場では、「Plant-Based」を事業の中心に据えています。その理由は、少ない資源で多くの人々を養うことができ、環境にも優しいため、長期的に飢餓問題の解決に寄与すると考えているからです。

以前見た映画で、飢餓に苦しむ子どもたちのすぐそばで、家畜用の穀物が育てられている現状を知り、この穀物がもし、そういった子どもたちに分け与えられたらと強く思いました。

2024年12月25日(水)、私たちは南青山に新たなPlant Based Cafeをオープンします。このカフェが、同じ想いを持つ人々が集まり、つながる「ハブ」のような存在になれたらと願っております。

カフェのテーマは「THE NEXUS COMMONS=同じ想いを持つ人々が繋がり、共有する場」。

「環境」や「食」を軸にしたコネクティビティとコミュニティを目指し、未来への一歩を踏み出せる場所を提供したいと思います。

BROOKS GREENLIT CAFE MINAMI AOYAMA

場所:東京都港区南青山1-7-12  MIDORI.so 1F

https://maps.app.goo.gl/a6WR1m9ZgUnTgZax7

アクセス:青山一丁目駅3番出口より徒歩4分

2025年12月25日(水)GRAND OPEN

運営会社:株式会社大泉工場