こんにちは。
大泉農場を運営しています Keen です。
人生は挫折や苦労した分、多くを得られると思います。
一方で
楽して多くを得られたらなとも思います(笑)
農業においてもそうです。
■誰でもできるってのが大事!
農業は特に、限られた【ヒト、モノ、カネ】ギリギリの環境で
行っている人が多いと思います。
野菜づくりは自然と触れ合い、苦労もある中でも
栽培した野菜を収穫し、食べることの楽しさを感じられ
興味をもつ人も多いと思います。
しかし、生きる生業としてやるとなると話は別です。
色々な農家や農業法人の待遇など見ていても
特に若い人たちがその待遇で働きたい!と手を挙げるひとが
どれだけいるのかな?と大きな課題を感じます。
技術向上ややり方、人の関わり方を
その環境ごとに構築する必要があります。
その中で最大効率で生産をするには正確な見込みを立てねばなりません。
この見込みを立てられる方程式を色んな野菜で作るように挑戦していました。
意 識 し た の が 、 誰 に で も 分 か り や す い シ ン プ ルなものです。
”この人”にしかできないやり方というのは私の理想としている姿ではありません。
誰でもどこでもできるが理想の姿です🌟
今日は頭の中で考えている思考を分解し、書き残します。
■ショウガを例に
そのまま地植えするショウガ
求めるゴールは、『収穫量 試算』です。
収穫量 試算を算出するうえで必要なデータを洗い出します。
●畝の数
●その畝に植える株数
●1 株から収穫できる
大きさ(重さ)
上記に挙げたものを後は、かけ算し『収穫量 試算』します。
つまり、
『収穫量 試算』=
畝の数 × その畝に植える株数
× 1 株から収穫できる大きさ(重さ)
シンプルですよね。
そんなの当たり前だよ❗と言われると思いますが
何処として同じ栽培環境がない農業の世界では
このシンプルな基本の方程式を成り立たせることができないと
応用した栽培はできません。
私の人生のバイブル本である「SLAM DUNK」におい て
≪ 基 礎 ・ 基 本 ≫ の 大 切 さ を 物 語 の 最 後 の プ レ ー シ ー ン で も 伝 え て い ま し た 。
≪基礎・基本≫があってこそ、様々な環境に応用できるものだと感じています。
この計算で算出した昨年の『収穫量 試算』は72kg
実際の収穫量は、先月のコラム『蛇の道は蛇』 の中にあります109kg
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72kgで見込みを立てて、109kg
この結果をみて、皆さんはどう思われましたか。
私はこの結果を手放しでは喜べませんでした。
見込みと実収穫量の誤差は±10kg 前後が理想です。
30kg 以上上振れをしてしまったのは、方程式に改善の余地があります。
見込みの精度がまだまだと言わざるを得ません。
【想定以上の上振れをするということは】
供給過多のリスクが増し、ニーズ以上に溢れるのでロスに繋がる可能性
逆に
【想定以上の下振れをするということは】
需要のあるところに十分に供給できず、計画の変更に影響を与える可能性
では、どこに原因があるのか。
それは、
1 株から収穫できる大きさ(重さ)
の見込みの正確性に問題があることが分かります。
見込みの精度を上げるには
種イモの状態、土壌の状態、その年の天気の予測・・・
ここに関しては、積年の【経験】なども影響するかもしれません。
1つの方程式だけで説明できないのかもしれません。
解を導くために、最適な方程式を作る試行錯誤を楽しいと思える人は
野菜の創り手として向いているのかなと思います。
■おわりに
「十人十色」という言葉があるように
人がいる分、考え方があり考え方が違うということは、やり方も変わります。
●昔ながらのやり方を真似るも良し
●先進的なやり方でやってるみるのも良し
●言われたことをやるのも良し
●誰もやったことのないやり方を試すも良し
とどのつまり、やるのは自分自身なので
結果を出すことは大前提ですが
自分が納得したやり方で出た結果が何故そうなったかを
論理的に落とし込んで説明できればいいと思います。
それがないと
●自分でやるにしろ
●誰かにやってもらうにしても
≪説得力・納得感≫をもってお話なんてできません。
自分なりの方程式は必ずある
それを探求することも人生において、多くを得られるのだと感じています。
完👋
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