当たり前のことを当たり前にすると

ジョギングの時にだけ装着している、スマートウォッチのGPSの性能が、正しいのかどうか、疑心暗鬼に陥っている、KANです(同じコースを走っているのに、毎回微妙に距離が違う)。

日常のちょっとした幸福感って、実はいろいろありますよね。みなさん、挨拶ってしていますか?

正直な話、自分はあまり挨拶が得意ではありません。

なんか小っ恥ずかしいというかなんというか。。。

もちろん、得意じゃないからと言って、しないわけではありません。

会社から帰宅する際には、必ず、まだ仕事をしているスタッフには挨拶をして帰るという習慣を、気づけば続けています。

最近は、とあるスタッフが退勤の際、本社の一番奥にある、自分の部屋に、遠い別棟の事務所から挨拶をしにきてくれていて、毎回とても嬉しい気分になります(存在を認められている幸福感)。

さてこの挨拶、小さい頃からちゃんとしなさいと言われていますが、そもそもなぜ、人は挨拶をするのか。

挨拶は、コミュニケーションの基本であり、人と人との関係を円滑にするための、重要な行為であるということは、誰もが知っていること。そして、する側もされる側も、嫌な気分になることはない(むしろ、幸せになる)。

挨拶に関することわざで、とても日本的だなと思うのは「礼に始まり礼に終わる」というもの。

日本の武道の世界では、礼節を重んじますよね。

自分も小学校時代、少林寺拳法を習っていましたが、必ず礼をして組み手が始まっていました。

日本に限らず、スポーツなどの試合後、両者が健闘を讃え合い、挨拶をする姿は、とても美しい。

また挨拶の一種である「握手」。こちらも出会い、別れに際してよく行われていることですが、これは相手に対して、武器を持っていないということを示す、信頼の証として、西洋文化圏で広く、一般化された表現と言われています。人間関係の絆を表す、素敵な行為です。自分もしょっちゅう、します。

レディーファーストが根付いている欧米では、女性から手を出すまで、男性は待つというのがマナーなのだそうです(現代ではどうなんでしょうか?)。

いずれにせよ、お互いを認め合う挨拶のあり方。これは、ビジネスにも通じますよね。

打ち合わせなどが終わった後のお見送り、とても大事な行為だと思います。する側もされる側も、お互いがお互いを尊重しあっていることが、明確に伝わる挨拶。

ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、食事の前後に使う「いただきます」と「ごちそうさま」は、日本ならではの言葉。「いただきます」には、「命をいただく」という感謝の心が、「ごちそうさま」には、食事の準備をするために、あちらこちらに走ってくれたことへの感謝が表されています。

海外では、食事の前後に使う、決まった挨拶がない国も多いそうです。

当たり前のことだけど、するだけで周りを幸せにする挨拶。

大泉工場も、一つ一つの挨拶を大切にして、人と地球を尊重し合える組織に、昇華していきたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

大泉寛太郎

1981年生まれ。 学生時代より、イベントチームやフットサルチームの立ち上げ、BarなどでDJとして活動。 大手商業施設でテナントリーシングや営業企画、PR、広報など幅広い分野を経験したのち、2008年大泉工場入社、2012年より現職。 アジアからオセアニア、ヨーロッパ、北米、アフリカと世界中を飛び回り、地球の「今」を体感。 「地球を笑顔で満たす」というMISSIONを掲げ、日々、いかに「素敵な環境を創造するか」自問自答しながら生きている。 にゃん丸という愛猫と二人暮らし。