白砂糖は漂白されているのか??

みなさまお疲れさまです。

_SHIP KOMBUCHAは「新ラベル」&「新フレーバー」など話題が目白押し!

製造現場のブルワリー内では、非常に慌ただしくさせてもらっている宮尾です。

さて、今回は_SHIP KOMBUCHAの有機砂糖についてのお話です。

よく、「甘味を付けているの?」というご質問をいただきますが、これは決して調味料を意図しての砂糖ではありません。

SCOBYの発酵を促すため、具体的には「酵母が活動するため」の砂糖です。もちろん、発酵後に残存したわずかな糖分は、風味に影響もしています。

表記は、有機砂糖(ブラジル製造、リトアニア製造)とあります。

このうち、ブラジル製造はきび糖(cane suger)、リトアニア製造はてんさい糖(beet suger)です。

今回は、てんさい糖についてお伝えしたいと思います。

荷姿はこんなかんじで一袋25㎏入りです。

中身はこんなかんじで白砂糖です。

ここで!またよくあるご質問のひとつが、白砂糖は良くない!茶色いのが自然で良い!

というお話です。

白砂糖を巡る誤解は、長年根強く残るものが多いですよね。

ここでは、代表的な誤解とその真相について解説します。

1. 白砂糖は漂白されている

  • 誤解の理由: 白い砂糖は純粋な砂糖の結晶であり、無色透明です。雪が白く見えるように、結晶が光を乱反射することで白く見えるため、漂白剤で白くしていると思われがちです。
  • 真相: 砂糖の製造工程では、漂白剤は使用されません。糖液中の不純物を除去し、純粋な砂糖の結晶を得ることで、白い砂糖が作られます。

2. 白砂糖は体に悪い

  • 誤解の理由: 砂糖はカロリーが高く、摂りすぎると肥満や糖尿病の原因になると考えられています。また、精製された白砂糖は栄養がないため、体に悪いというイメージが定着しています。
  • 真相: 砂糖そのものが体に悪いというわけではありません。摂りすぎることが問題です。白砂糖も三温糖も、栄養成分はほとんど変わりません。大切なのは、砂糖の摂取量を控えることです。

少し注意!上白糖!!

きび糖やてんさい糖を原料として、様々な砂糖ができます。その過程は割愛しますが、

最終段階は、グラニュー糖を転化糖でコーティングした「上白糖」と呼ばれる砂糖です。実は上白糖はほぼ日本でしか使用されていません。海外ではグラニュー糖が一般的に使用されています。

転化糖とは

インベルターゼという酵素を使って、「ショ糖をブドウ糖と果糖に分けた甘味料」です。
保水性があるため、お菓子作りではしっとり焼き上がり、焼き色も濃く出るのでおいしそうに見えるというメリットがあります。

デメリットは、体内での吸収が早く、血糖値が急激に上昇すること。そのあとインスリンの働きで低血糖になり、イライラや鬱状態を引き起こします。血糖値が下がる際に一緒に体温が下がると、血流が悪くなり、免疫も低下してしまいます。

まとめ

砂糖を色で分類しようとするよりも、使用目的に合わせた砂糖選びをしていくことが良さそうです。上白糖でない場合でも、摂りすぎには要注意。

てんさい(砂糖大根)は、そもそも農薬の使用量が多い農産物なので、有機JAS認証を取得しているものを選ぶほうが安心ですよね。

白砂糖は漂白ではない、ということだけでもぜひ覚えておいてください!