2025年、虹が与えてくれた人生のテーマ

毎年年末年始は、とっても暇なので、一人で早朝ハーフマラソンを2回走り、今になって疲労感が拭えなくなってしまっている、KANです。

冬の時期、走り出しこそまだ太陽も上がらず、あたり一面暗いものの、途中から美しい朝焼けを拝めて、最高なのですが、今回はさらに素敵な景色を見ることができたので、それをシェアしたいと思います。

2025年1月、大きな虹がかかりました。

自分は2024年初頭から、ほぼ毎週火曜と木曜、ジムに行く前の早朝、雨が降ろうと雪が降ろうと10kmほどランニングをしています。

楽ではないのですが、習慣化したおかげで、2025年を迎えた今も継続しています。

先日早朝、小雨が降る中、渋谷を走っていてふと空を見上げると、今までの人生で見たことのない、美しい虹が架かっているのを目の当たりにしました。

普段、自分のSNSでは仕事に関連することしか投稿していなかったのですが、これはシェアしなきゃという気持ちになり、投稿。

もしよろしければこちらをご覧ください。

そして、この虹がなぜこんなにも自分を幸せな気持ちにしてくれたのかを、掘り下げたくなりました。

■虹の発生原因

中学生の頃、なぜ空に虹がかかるのかを簡単に研究し、科学の授業で発表したことがあります。

虹が見えるのには、いくつか条件があるようです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、虹は、太陽の光が空気中の水滴に当たることによって起こる現象。それには下記のような条件が必要です。

・雨や霧などで、空気中に水滴があること

・太陽が出ていて、太陽光が水滴に当たること

・自分の背中側に太陽があること(虹は太陽の反対側に見えます)

たまに太陽と虹が一緒に描かれている絵がありますが、それは現実では起こらない現象のようです。

そして虹ができる仕組みは、下記のような、太陽の光が水滴に入って、屈折・反射・分散される光の現象です。

  • 屈折(くっせつ)

太陽の白い光が水滴に入ると、進む速さが変わり、光の進む向きが曲がります。これを「屈折」といいます。

  • 分散(ぶんさん)

太陽の白い光は、実は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7つの色が混ざっています。屈折するときに色ごとに曲がる角度が少しずつ違うため、水滴の中で光が色に分かれます。

  • 反射(はんしゃ)


水滴の内側で光が跳ね返ります。この反射によって色が強調されます。

  • 再び屈折


水滴から光が外に出るときにもう一度屈折して、色が完全に分かれます。この光が目に届くと、私たちは虹として色の帯を見ます。

簡単に言うと、虹は<太陽の光が水滴に入る曲がる反射するまた曲がる色に分かれる>という流れでできています。

■虹が見える必須条件

中学生の頃、この発表をした際にクラスメイトから「だったら雨があがったら、絶対虹が出るはずなのに、出ない理由を教えろよ!」と突っ込まれ、窮してしまった苦い経験があるので、今回のコラムでは、条件も掘り下げてみます。

まず、虹が見えるためには、上記の条件以外にも、いくつかの必須条件があります。

・太陽が空の低い位置にある必要がある

太陽が高すぎると、光が水滴に当たる角度が小さくなり、目に届く光が短くなります。特に昼の太陽が真上に近い時間帯だと、虹はほとんど見えません。

今回の素晴らしい虹が拝めたのも、早朝に走っていたからと合点しました。

・空気中に水滴がある必要がある

たとえば風が強い場合や、乾燥している時は水滴がすぐ消えてしまうので、その場合、虹はできません。

冬の乾燥している時期に虹が見ることができたのは、奇跡に近いのかもしれませんね。

・42度の角度で光が屈折・反射して目に届く必要がある

■虹が心を揺さぶり、生まれた言葉

このように、さまざまな要因が重なり出現する虹。

いつも見えるわけではないから、偶然発見したことで、多くの人々の心を感動させるんですね。

それに伴い、虹にまつわることわざというのも数多くあります。

その一部をご紹介。

  • 虹のような人生

意味: 人生が多彩で美しいが、短く儚いことを表す。

英語: “A rainbow-like life” (a colorful but fleeting existence).

  • 雨降って地固まる

意味: 一見困難に見えることが起きても、結果的には良い方向に進むこと。直接「虹」に触れていませんが、雨後の虹のイメージが関連します。

英語: “After rain comes fair weather” (or “What doesn’t kill you makes you stronger”).

  • 嵐の後には虹が出る

意味: 苦しい時期が過ぎれば、希望や幸せが訪れるという意味。

英語: “There’s always a rainbow after the storm”.

  • 虹の橋を渡る

意味: 死後、天国に行くことを指す比喩的表現。特にペットに関連して使われることが多い。

英語: “Cross the Rainbow Bridge” (used similarly in English).

■2025年からのテーマ

この中で、自分は下記の言葉が、人生のテーマになると確信しました。

Be a rainbow in someone else’s cloud.

<誰かの暗い雲の中に、虹のような存在であれ>

人々の困難な状況で、希望や喜びを与えられる存在になること。

今年一年限定のテーマではなく、人生のテーマとも言える素敵な言葉と出会えたことに、感謝をしながら、仲間たちと共に、2025年という一年を、全速力で駆け抜けたいと思います。

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