日常的に食べているFUN FOOD(楽しい食べ物)のポップコーン。ポップコーンに使われているのは、爆裂種と呼ばれるトウモロコシの品種だけです。その爆裂種の中で弾け方が違う「マッシュルームタイプ」と「バタフライタイプ」の二種類があります。乾燥させたトウモロコシの実を加熱して、豆の内部にある水分が水蒸気に変化することを利用してポップコーンを作ります。
スイートコーンを使って、ポップコーンは作れますか?
一般的に食べられている「トウモロコシ」はスイートコーン(甘味種)。スイートコーンでポップコーンは作れるのかの問いに対して、その答えは「NO!」です。スイートコーンを乾燥させて加熱してもポップコーンにはなりません。
他、飼料や工業用でんぷんの原料に使われているデントコーン(馬歯種)、メキシコ料理の主食「トルティーヤ(トウモロコシをすりつぶした粉や小麦粉で作った薄い生地のパン)」に使用されているフリントコーン(硬粒種)など、これらの品種も皮が軟らかいのでポップコーンにならないのです。
皮が軟らかい品種は、水蒸気の高い圧力に対して、皮が耐えられず、弾けるパワーがたまる前に破れてしまいます。そのため、皮が硬い爆裂種の「マッシュルームタイプ」と「バタフライタイプ」がポップコーンに適しています。
バタフライタイプとマッシュルームタイプの特徴
ちょっと待って!
「バタフライとマッシュルーム?」
「蝶とキノコ?」
何が違うのでしょうか。簡単にご説明します。
<バタフライタイプ>
弾け方:
蝶の羽のように、左右にフワっと開いたフォルム。
特徴:
塩やパウダー状の調味料、溶かしたチーズに絡み易いことが特徴の定番のタイプです。
均一にコーティングするのが難しく、味ムラができやすい。フレーバー、甘い、しょっぱい、
辛い、色々な味を再現することが出来ます。ポップコーンの専門店では、何十種類と取り揃
えているお店もあります。映画館やスーパーやコンビニで市販されているものは、バタフラ
イタイプであることが多い。
食感:
中身が詰まっていない分、食感が軽いのが特徴。
<マッシュルームタイプ>
弾け方:
キノコのようにコロンとした丸いフォルム。
特徴:
全体的に丸みがあるので、キャラメルやメープル、チョコソースなど、液体のフレーバーがまんべんなくコーティングするタイプのフレーバーと相性が良いです。
食感:
外はカリカリサクサク、中はふんわりとした食感でボリュームがたっぷりの仕上がりになります。
身近にあり過ぎるポップコーン。
一般的に売られているポップコーンになるのは、トウモロコシの中で爆裂種のみです。
スーパーやコンビニで売られているスイートコーン(甘味種)で、ポップコーンが出来ると思っている消費者の方もいらっしゃったのではないでしょうか。日本にあるトウモロコシの品種も様々、目的に応じて栽培されています。
大泉工場では、天日塩とオリジナルキャラメルの2種類のフレーバーを取り扱っています。
豆の相性にあわせて、天日塩は、バタフライタイプの豆(オーストラリア産)を使用し、オリジナルキャラメルは、マッシュルームタイプの豆(アメリカ産)を使用しています。
直営店の「大泉工場NISHIAZABU」「1110 CAFE/BAKERY」で「WO!POPCORN!」を販売しています。この機会にぜひ食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。
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