都市近郊での有機農業のかたち

大泉農場では、地球環境にやさしい野菜づくりに取り組まれている農家さんへ
お邪魔し勉強をしております。

今回お邪魔したのは、東京青梅市の『Ome Farm』さん
都心から1時間余りの距離、青梅市で「本当に安心できるものを都心近郊でつくる」という目標を掲げ、
西洋野菜や日本の伝統野菜を有機農法で栽培されております。

野菜づくりだけでなく、植物性の原料を発酵・完熟させた堆肥づくりも行っており、
環境に優しい土づくりも実践されてます。

早速、畑の見学へ
まず驚いたのが、“土の状態”でした。
自家製の堆肥が合わさって作られた土は、まさに“ふかふか”の状態。
雨でぬかるんでいないにも関わらず靴が埋もれてしまい、畑の真ん中を歩いていくと膝くらいまで
埋もれてしまうこともあるとのこと。
土づくり→野菜づくり→土づくり・・・の繰り返しで作られた土は、大泉農場が理想とする土の状態でした。

Pic①

また、地域で不要になった木材チップをもらって畑に還し、土づくりにつなげる。
地域の環境でつくられたものが廃棄されずに循環。

Pic②

自然の環境に合わせた働き方をされており
冬の寒い季節、夏の暑い季節は野菜づくりや収穫の準備期間や休息期間として
野菜本来の気候に合わせた、ものづくりを徹底して行っているところがとても印象的でした。

Pic③ Pic④

そして、堆肥づくりの場へ
大泉農場でも自社の直営店で出た、ジュースの搾りカス、コーヒーカス、お茶の葉などで
堆肥づくりをしていますが、規模も小さくOme Farmさんとは比べものにはなりません。

案内いただいたOme Farm代表 太田さんの
「発酵と腐敗は隣り合わせ」との言葉は、色々な素材を絶妙な配合やタイミングで掛け合わせる
堆肥づくりの難しさと同時に、大泉農場ならではの堆肥の作り方を確立する楽しみでもあると思いました。

堆肥の素材は、残菜や、家庭の生ゴミやコールドプレスジュースの搾りかすなどで作られているそうです。
手を入れると暖房のきいた部屋にいるような温かさで、においもせず理想的な状態でした。

Pic⑤ Pic⑥ Pic⑦

Ome Farmさんを訪問し
野菜づくりの環境だけでなく、作っていくうえでの環境が素敵だなと思いました。
特に印象に残ったのが、
●すでにあるものを捨てずに活用する
●人が人を呼び、子どもから大人まで学びあう場になっている

これからも地球にやさしい野菜づくりをしている方々のところへ伺って
皆さまに取り組みをお伝えしていきます。

▼今回お邪魔した農場▼
Ome Farm
WEB : www.omefarm.jp
FB : www.facebook.com/OmeFarm/
Instagram : www.instagram.com/omefarm/

 

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ABOUTこの記事をかいた人

KEEN

身近に起きた耕作放棄地の問題から農業ビジネスに興味を持ち 大泉工場が掲げるミッションと有機農業を通して新しい価値を創ることに共感し、入社。 ”農業”を通じて、関わる人の「カラダとココロの健康」に貢献する。 2030年に向けて有機野菜が当たり前の世の中に!を目標に日々学び邁進中。