コーポレートサステナビリティとは?

皆さんは全日空の所持する旅客機の座席の材料をご存じですか?

一握りの機体ではあるようですが、実は青森県の企業が開発した、りんごの搾りかすを材料にした人口の革が最近採用されているそうです。全日空の所持する機体には、持続可能な社会の実現に向けて、様々な技術が詰め込まれており、そのうちのひとつとのこと。こういった動物由来ではない素材を利用した革のことを「ヴィーガンレザー」と呼びます。りんごの搾りかすが革として生まれ変わるなんてすばらしい事ですよね。

このような企業の取り組みは、コーポレートサスティナビリティと呼ばれており、前回のコラムでお話した「CSR」のうち、環境への配慮へもつながってきます。サステナビリティとCSR、どちらも最近はよく耳にしますよね。このふたつは似てはいますが、同じものではありません。

詳しく説明しますと、「サステナビリティ」とは環境や経済、社会のバランスを考え、世の中全体を持続可能な状態にしていく考え方のことです。企業がサステナビリティを重視した経営を行っていることを一般に開示するための報告書のことをサステナビリティ・レポートと呼んだりします。

それに対して、「CSR」とは企業が組織活動を行うにあたって担う社会的責任のことです。こちらもCSRレポートと呼ばれる報告書を提出します。これは企業のCSRの考え方や具体的な活動について、ステークホルダーに情報開示するためのツールとなります。

つまり、環境や社会に対する「取り組み」を本来の事業とは別の所でプラスαとして行うのがCSR、環境や社会の中で持続可能な事業を本体として作り出していくのがサステナビリティと言えます。

企業が経営をしていくうえで、社会的な責任を果たさなければならないことは当たり前の事ではありますが、費用や人員の問題でなかなか難しい部分もあると思います。しかし、一人一人がCSRについて興味を示し、学び、理解をしていくことが企業の責任を果たすうえではとても大切だと思うのです。

大泉工場では、常に未来を見据え、環境や皆さんの健やかな生活に配慮した様々な活動をしています。興味を持たれた方は是非Webサイトを覗いてみてください。大泉工場の取り組みを知ればきっと、もっと色々なことへの興味が湧いてくること間違いなしです。

ABOUTこの記事をかいた人

Miita

高校、大学と会計を学び、新卒後大泉工場に入社。経理の実務経験を積みながら、いろいろな事業をサポートしています。関わる多くの方々が輝くことのできる職場を創造していきたいです。