バイオトイレによる循環のかたち

大泉農場では、大泉工場のミッションである“地球を笑顔で満たす”をテーマに、素敵な環境を創造するために地球や身体にやさしい様々な取り組みをしております。

今回はその1つ、『バイオトイレ』をご紹介します。

農場には、作業する私たちや農場体験に来てくれる方にご利用いただくトイレがあります。

ただ、このトイレが普通じゃないんです。

その名も『バイオトイレ』

いったい何者?

バイオトイレとは

『人間の排せつ物を微生物の働きによって処理するトイレ』です。

バイオトイレの良いところとは

排泄物を微生物が分解・処理してくれるため、下記のようなメリットがあります。

“水”が必要ない
※大泉農場のバイオトイレは、より快適に利用いただくためウォシュレット付きなので、その用途のみで水は使用しています。(ウォシュレット等を設置しなければ、水は必要ありません)

汲み取り作業が不要
☞ トイレを管理する私としては、手間がかからないのは大事!

臭いが気にならない
☞ 都市近郊、住宅に囲まれている大泉農場にとって、とても重要なポイント!

太陽パネルで必要な電力は自家発電
☞ 排泄物とおがくずをかき混ぜる動力に!

そして、農場がある私たちにとってバイオトイレの一番良いところは、堆肥として活用し、野菜を作る素材となることです。

堆肥化まで

人間の排泄物のおよそ95%は「水分」なんだそうです。残り5%は「食べカス」「細菌」などで構成されており、排泄物が便器の下に敷き詰められている“おがくず”と一緒になります。

ここから、
1. かき混ぜ、微生物の働きを活性化
2. この微生物の働きにより、排泄物を二酸化炭素と水に分解
3. 排泄物に含まれる窒素やリン、カリウムなどの野菜の養分になる成分が分解されずに残ります。

堆肥化されたものを、定期的に農場の土として還元していきます。

これから11月にかけて、生姜などの野菜が収穫を迎えます。バイオトイレを含め、あるもの全てが循環する大泉農場にぜひ遊びにきてください!

ご興味ある方は以下InstgramへDMにて、お気軽にご連絡ください♪
https://www.instagram.com/oizuminojo/

ABOUTこの記事をかいた人

KEEN

身近に起きた耕作放棄地の問題から農業ビジネスに興味を持ち 大泉工場が掲げるミッションと有機農業を通して新しい価値を創ることに共感し、入社。 ”農業”を通じて、関わる人の「カラダとココロの健康」に貢献する。 2030年に向けて有機野菜が当たり前の世の中に!を目標に日々学び邁進中。