地球上に存在する、すべてのVeganにとってのパラダイスがそこに! 世界最強のORGANIC大国ドイツの、100% Plant Based Grocery Storeに行ってきた!

Plant Based ProductとKOMBUCHAが、100度の飯より好きな、KANです。

2022年11月、ヨーロッパ諸国のKOMBUCHA(≠昆布茶)Brewersが集まるKOMBUCHAの祭典「KOMBUCHA SUMMIT2022」に参加すべく、ドイツ・ベルリンに弾丸で行ってきました。

ドイツは知る人ぞ知る、ORGANIC大国。どんなに規模の小さいgrocery storeにも、「Bio」と表記されたコーナーが展開され、価格もお手頃。
それに加えて近年では、食の多様化に伴い、最も厳格な菜食主義者である「Vegan」に対応したプロダクトも、購入が容易になっています。

2↑一般的なスーパーでも、常温・冷蔵問わずオーガニックコーナーが展開されている

特にベルリンは、ヨーロッパ内における「人種の坩堝」と言われるくらい、多種多様な人々が生活する、芸術的でメンコイ場所。人生で初めて訪れましたが、本当に様々な価値観が交錯しているのを目の当たりにし、短い時間ではありましたが、ビンビンに刺激を受けました。

そんなベルリンで開催された「KOMBUCHA SUMMIT」。こちらも街と同様、多種多様なKOMBUCHAが世界中から集まり、濃厚なKOMBUCHA 2DAYSを過ごすことができました。

3↑エントランス。SUMMITには39カ国150人を超えるKOMBUCHA LOVERが集結(左が_SHIPの元)!

そちらに関しては、同行した_SHIP KOMBUCHAのBrewerである元のコラムをぜひ、ご覧ください。自分から言えることは一言、世界のKOMBUCHAおもしれぇ〜ということ。ぜひ皆様も、KOMBUCHAの世界に触れていただければと思います。

KOMBUCHA SUMMITが終わった翌日は、朝から晩まで、足が棒になるくらいベルリンの街を探索。自分はもちろん、日本ではまだまだ市場規模も認知も低い「Vegan(ヴィーガン)」に、注目していました。

大泉工場でも、2012年頃から注目していた「Vegan」。
Veganとは、完全菜食主義者のこと。Vegetarianは、肉や魚は食べない菜食主義者ではありますが、Dairy(乳製品)は摂取する方もおり、Veganとは違います。(厳密には、さらに細かく分類されています)

近年では、リベラルな思考を持った若年層(35歳以下)を中心に、市場が急拡大。ドイツでは国民の約10%がVeganであると言われています(ちなみに少し前のデータではありますが、2017年、アメリカでは全人口の6%、2000万人がVeganであると言われており、その数は日本の東京都の人口1300万人と、埼玉県の人口700万人を足した数に匹敵します)。

4↑平日も駅前のマルシェには、新鮮な野菜を求めて多くの人が訪れています

2022年現在も拡大の一途を辿るVegan人口。
しかし大泉工場では、Vegan(ヴィーガン)という言葉をあまり使わず、Plant Based(プラントベース)という言葉で統一しています。理由はたくさんありますが、大きくは純粋に、食の選択肢として、楽しく植物性のものを取り入れてほしいという想いから。
お肉もお魚も、なんなら科学的に作られた食べ物にも敬意を示しつつ、本質的な食の選択肢を、もっと広げていきたいと考え、活動しております。

前置きが長くなりましたが、ドイツではすでに市民権を得ているPlant Basedという食の選択肢。そのproductsが一堂に会するGrocery Store「Veganz」に、突撃してきました!

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2011年に誕生した「Veganz」は現在、ベルリン市内に2店舗とオンラインストアを展開。店舗には2,500種類を超える100% Plant Based Productsがあり、また2015年以降は、500種に迫るオリジナル商材を開発している、今、注目を集めるgrocery store。

自分が訪れたのは、2015年にオープンしたモール型施設marheineke markthalle内のメザニン(中二階)にあるクロイツベルク店。このマーケットホールのエントランスにもネオンサインが出されており、メインテナントの一つのように見受けられました。

6↑店頭のネオンサイン。小ぶりで可愛い印象。

明るい内装で、商品が陳列されている様子は、まさに日本のコンビニ。フレッシュなオーガニック野菜や、KOMBUCHAもしっかりと陳列されていました。
そして目を引いたのが、代替フードの数々!豆腐をベースにしたものや、テンペ、世界中で話題をさらった代替肉も、冷蔵ショーケース内に所狭しと並べられ、このお店があれば、veganの人は何も困らないなと、一目でわかる品揃え。

7↑コンビニくらいのサイズ感で、商品も見やすく陳列されています

8↑100% Plant Based生活が容易に!

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10↑冷蔵ショーケースが、楽しい!!!代替フードも、肉だけで70種以上、チーズは80種以上の品揃え

日本でも増え出した、量り売りの洗剤コーナーやナッツコーナーももちろんあり、色鮮やかで購買意欲をそそる、プロダクトが本当に多数あります。ワクワクが止まらない店内。もちろんBioのものが多く、安心安全に買い物を楽しんでいただけます。

11↑圧巻の品揃え(全てがPlant Basedだなんて・・・)

現在はベルリンに2店舗と、規模はそこまで大きくはないものの、オリジナル商材の流通などを目指しており、事業規模はこれからも拡大が予想されるとのこと。自分が日本で「大泉工場NISHIAZABU」(東京都港区)という同様のコンセプトのgrocery storeを営んでいることを伝えると、もちろん知っている!ということは残念ながらなかったのですが、同業者同士、業界を盛り上げましょうと、パートタイムながらPlant Based Productにめっちゃ詳しいスタッフと盛り上がりました。

世界中から、同じような方々が来店するともおっしゃっており、Plant Based Marketの広がりを、肌で感じることもできました。

まだまだ日本でも、そして世界でも少ないPlant Based Product専門のgrocery storeですが、そのパイオニア的存在になりつつある大泉工場NISHIAZABU、ますます盛り上げていきたいと思います。

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リンク 大泉工場NISHIAZABU:https://oks-nishiazabu.com/
リンク Veganz:https://veganz.com

ABOUTこの記事をかいた人

大泉寛太郎

1981年生まれ。 学生時代より、イベントチームやフットサルチームの立ち上げ、BarなどでDJとして活動。 大手商業施設でテナントリーシングや営業企画、PR、広報など幅広い分野を経験したのち、2008年大泉工場入社、2012年より現職。 アジアからオセアニア、ヨーロッパ、北米、アフリカと世界中を飛び回り、地球の「今」を体感。 「地球を笑顔で満たす」というMISSIONを掲げ、日々、いかに「素敵な環境を創造するか」自問自答しながら生きている。 にゃん丸という愛猫と二人暮らし。