こんにちは!CAMPUSチームのKEENです。
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。
新年1発目の書きものということで、自分の理解と整理も含めて“有機農業”についてまとめてみました!
●そもそも日本における有機農業とは・・・
「有機農業の推進に関する法律」によると有機農業の定義は以下のとおりです。
- 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
- 遺伝子組換え技術を利用しない
- 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
上記の農業生産の方法を用いて行われる農業のことです。
●みどりの食料システム戦略
そして、日本の有機農業の未来に関わる指針となるのが、みどりの食料システム戦略。
これは農林水産省が、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現することをまとめたものです。
説明しだすととんでもなく大変なので、もっと知りたいと思った方は農林水産省のホームぺージでご確認ください。(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/)
すごく簡潔にまとめますと、持続可能な食糧システムの構築に向け、調達→生産→加工→流通→消費の各段階の取り組み目標を設定し、さらに環境負荷軽減のイノベーションを推進するものです。
その目指すべき姿の中に、有機農業に関わる言及もあります。
- 2050年には耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)へ拡大
ちなみに現状は、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合は0.6%ほどだそうです。
●有機農業の取り組み面積・・・
⽇本の有機農業の取組⾯積は、過去10年と比べると約5割拡⼤傾向にあります。
※有機JAS認証を取得している ほ場⾯積は農林⽔産省⾷品製造課調べ。
有機JASを取得していない農地⾯積は、農業環境対策課による推計
取組面積を拡大にするにあたり、
- 人材育成
- 産地づくり
- 販売機会の多様化
- 消費者の理解促進
- 技術開発・調査
などの項目の具体化が求められています。
参考URL:https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/index-1.pdf
●オーガニック食品の頻度
作って供給することも重要ですが、作ったものが必要とされる需要のバランスがとても大事です。
まだまだ週に1回以上オーガニック食品に接する機会が多いとは言えません。理解と必要性をどのように広げていくのかが重要だと考えています。
そんな中でオーガニック食品に接するキッカケなどは、参考になるかもしれません。
※令和元年度 食料・農林水産業・農山漁村に関する意向調査 有機食品等の消費状況に関する意向調査より
https://www.maff.go.jp/j/finding/mind/attach/pdf/index-17.pdf
●有機農業のその先へ
ここまで説明してきた状況もあり、徐々にではありますが、街中でも有機野菜を購入できる場所が増えています。
そんななかで、野菜のパッケージには「農薬・化学肥料を使っていない」というステッカーをよくみかけます。
私たち大泉農場では、「農薬・化学肥料を使わないこと」を一番言いたいわけではありません。
それらを使わないことは、目指すべきゴールへ向けての手段だと思っています。
私たちは、農薬・化学肥料を使わない野菜づくりを通して『素敵な環境を創造し、正しい食のあり方を子どもたちの未来へつなげる』ことを目指しています。
そうすることで
- 持続可能な地球へ
- 多様な生きものとの共生
- 人にやさしい食を提供
できるような環境を創れると考えています。
日本はすでに、65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超えた超高齢社会に突入しており、2050年には実に4割弱もの方が65歳以上の高齢者が占める時代になります。同時に超少子化でもあるため、今後、すべての仕事において若者世代の働き手の奪い合いも出てきます。
そのときに、有機農業をやりたい!と手を挙げる人がどれだけいるでしょうか。
有機農業をやるって
- 身近な大事なひとの健康をまもる
- カッコいい
- お金も稼げる などなど
仕事にするべき理由を示していかないといけないと思っています。
有機農業の魅力を今年も実践を通して、どんどん発信していきますので、今年も応援のほど宜しくお願いいたします!
▼農場体験にご興味ある方は以下、InstgramへDMにてお気軽にご連絡ください♪
https://www.instagram.com/oizuminojo/