こんにちは!
_SHIPのアップサイクル飲料「chaff KOMBUCHA」について書いてみようと思います。
実はリリースを出すまでにかかった時間は約1年。
私の入社時(2023年1月)には既に「chaff KOMBUCHA」の試作が進められている段階でした。
ただ、その時からも施策の数は何パターン作ったのだろうと思うほど施策を重ねてきたのは間違いない事実。
まずは、chaff KOMBUCHAとは、コーヒー豆の焙煎時にでる豆殻のchaffに熱湯を注ぎ、chaff TEAを作ります。その後スコビーを入れて発酵させた飲料のこと。
説明はたったの2行ですが、この説明ができるまでにかけた時間は計り知れません。
そう、だってこのchaff KOMBUCHAの最初の試作は実は苦みやえぐみがでてしまいお届けできるフレーバーではなかったそう。
そこから何回も試すものの納得いく味にならない試作が続きます。
コンブチャは発酵飲料なので、混ぜてすぐできるような飲料ではありません。
必ず発酵期間を経て完成するため、1つの試作をつくるのにかかる期間は2週間~1か月かかることも。
今回は1ロースタリーのchaffで作りたいのではなく、複数のロースタリーさんのchaffを混ぜて1つの飲料を作ることが重要。
※詳細は企画者の_SHIPブリュワーのコラムをご覧ください
chaffの原産国も焙煎機も焙煎方法も異なるchaffで作るため、どのchaffがきても安定した味になるような工夫が必要です。
エイジングしたり、焙煎直後のもので試したり、密閉して保管したり…
色んな方法で試した結果、これならいける!というchaffの活用方法を見つけました。
そこから、より焙煎機が異なるchaffを混ぜての検証を重ねて完成したのが今回のchaff KOMBUCHA。
今回のプロジェクトをきっかけに、コーヒー豆で捨てられると言われているコーヒーの実の皮と果肉部分を乾燥させた「カスカラ」やchaffの各企業の活用を調べてみました。
◆カスカラ
・コーヒー廃材を活用して、フィリピンのコーヒー農家の貧困問題に取り組むプロジェクト
◆chaff
・再生プラスチックと組み合わせてプレハブ住宅用に使用
ほんの一例ですが、様々な取り組みが広がっています。
ただ、chaffをまた飲料として活用しようとして出したのは世界初ではないか…と思ったり。
このプロジェクトを通して、chaffってそういう活用できるんだ!という発見につながることが私たちの何よりの喜びです。
本来捨てられているものが、別の役割をもって生まれ変わる。
その発見が色んな場面で生まれるといいなと思います。
アップサイクル飲料のchaff KOMBUCHA
9月30日(土)から_SHIP TAPROOMと大泉工場NISHIAZABUでお召し上がりいただけます。
ぜひこの機会に体験いただけると嬉しいです!