SPOT LIGHT ― 称賛から、組織をつくる。

人事総務の富本です。

大泉工場では、社員一人ひとりの主体的な行動や成果を可視化し、称賛・共有する取り組みとして、「SPOT LIGHT」をスタートしました。

SPOT LIGHTは、ボードメンバーと社員が匿名で推薦・投票を行い、毎月「大泉工場らしい行動をした人」に光を当てる取り組みです。

今回は、人事の視点から、SPOT LIGHTを始めた背景と、私たちがこの取り組みを通じて目指している組織づくりについてご紹介します。

目的ときっかけ

大泉工場には、さまざまな事業があります。

事業を成長させるために、日々試行錯誤しながら、まだ答えのないことにも挑戦していく。

スタートアップのように、不確実な状況でも自ら考え、判断し、熱量を持ってやり抜くことを大切にしている会社です。

一方で、私たちは「何をやるか」だけではなく、「なぜやるのか」の思想を大切にしてきました。

Mission・Vision・Valueを言葉だけで終わらせず、日々の事業やアクションに落とし込んでいく。

事業成長と思想。その両輪を回していくこと。

それが、大泉工場らしい組織づくりだと考えています。

実際に、

月1回のコラム発信

毎朝9時に集まり、24時間以内にあった良かったことや気づきを共有する「Good & New」

毎週水曜日、本社近隣のゴミ拾いを行う「芝川クリーンプロジェクト」

サステナブルをテーマに、お客様にも私たちの思想を体験していただく「COMMONs MARKET」

など、日々の仕事や活動を通じて、私たちの価値観を共有する取り組みを続けています。

ただ、会社が成長し、組織が大きくなり、事業や部署が増えていくと、どうしても一人ひとりの仕事や行動が見えにくくなることがあります。

「誰が、どんなことを考えて動いているのか」

「どんな行動が、会社や周囲に良い影響を与えているのか」

「大泉工場らしい仕事とは、具体的にどんなものなのか」

こうしたことを、もっと日常の延長線上で共有できないか。

そこから生まれたのが、SPOT LIGHTです。

トレンドではなく、今の大泉工場に必要なものを

人事の仕事では、世の中のさまざまな制度や考え方に触れる機会があります。

エンゲージメント、人的資本経営、ウェルビーイング、組織開発……。

もちろん、こうした考え方も大切で、頭には入っていますが、ただ流行しているから導入するのではなく、「今の大泉工場にあうのか?、本当に必要なのか?」を考えていました。

現場の実態や社員の声から離れた、理想論の制度にはしたくない。


まずは社員の日々の行動に目を向ける。

実際に大泉工場で働いている人たちが、どんなことを考え、どんな行動をしているのか。

そこから、大泉工場らしい組織やカルチャーを捉えていく。

「会社がカルチャーを決める」のではなく、「社員の日々の行動からカルチャーを見つけていく」。

それが、SPOT LIGHTの大きな特徴です。


「結果」だけではなく、「行動」に光を当てる

もちろん、売上や利益などの数字は、会社にとって非常に重要です。
一方で、組織の成長に貢献する行動が、すべてすぐに数字に表れるわけではありません。

たとえば、

  • 誰かに言われる前に課題を見つけて動いた
  • 部署を越えて周囲をサポートした
  • 今までになかった方法に挑戦した
  • 業務を仕組み化し、周囲が働きやすくなった
  • お客様や取引先に喜ばれる新しい価値を生み出した
  • Mission・Vision・Valueを日々の仕事で体現した

こうした一つひとつの行動も、会社をつくっている大切な要素です。

SPOT LIGHTでは、

「何を達成したか」だけではなく、
「どんな行動が、会社や周囲に良い影響を与えたのか」

に目を向けています。

一生懸命仕事をしているのは、きっとみんな同じ。

だからこそ、「頑張っているかどうか」だけではなく、その頑張りが大泉工場として目指す方向と重なっているかを、みんなで考え、確認する機会にしたいと思っています。


みんなで「大泉工場らしい行動」を選ぶ

SPOT LIGHTでは、ボードメンバー・社員から推薦を募ります。

「この人の行動を、みんなにも知ってほしい」
「この取り組みは、会社に良い影響を与えた」
「この挑戦は、ぜひ称えたい」

そんな行動を、匿名で推薦してもらいます。

集まった推薦内容やコメントを戦略MTGで共有し、選出者を決定。
選出された方には、月初会議で3〜5分程度、その取り組みについて発表していただきます。

なぜ、その行動をしたのか。
どんなことを考えていたのか。
どんな成果や変化が生まれたのか。

本人の言葉で共有してもらうことで、一人の経験を、会社全体の学びに変えていきます。

そして、称賛するだけでなく、選出者には、メンバーとの大泉工場のプロダクト「_SHIP KOMBUCHA」を扱っている飲食店での食事会をプレゼントしています。
これも、称賛を形にするとともに、普段あまり話す機会のない人ともコミュニケーションを取ったり、取引先との関係づくり、新しい会話やつながり、出会い、学びや気づきが生む機会とし、会社全体を捉える場にしたいと考えています。


「大泉工場らしさ」を、みんなでつくっていく

SPOT LIGHTを始めて、少しずつ見えてきているものがあります。
それは、「大泉工場らしい行動とは何か」ということ。

誰かの行動を称賛すると、

「こういう行動が、大泉工場らしいんだ」
「自分もやってみたい」
「自分の仕事も、会社にもっとつなげられるかもしれない」

そんなことを考えるようになります。

一人の行動に光を当てる。
↓
その光を、周囲に広げる。
↓
そして、その行動を見た人が、また新しい行動を起こす。
↓
個人の行動が、組織のカルチャーになっていく。


これがSPOT LIGHTで目指していることです。


称賛を、組織づくりのデータにする

毎月集まる推薦内容や評価コメントは、選出者を決める情報だけにとどまりません。

どんな行動が評価されているのか。
どのような価値観が、社員に共有されているのか。
どの部署や領域で、どんな貢献が生まれているのか。

これを定量・定性の両面から蓄積していくことで、組織の状態を知るサーベイにもなります。
今後は、このデータを人事施策や表彰制度、評価制度、組織づくりにも活用していきたいと考えています。

つまりSPOT LIGHTは、毎月誰かを表彰して終わる取り組みではなく、「大泉工場らしさ」をみんなで発見し、それを次の制度や組織づくりにつなげていくためのアクションでもあります。
SPOT LIGHTを起点に、二つ、三つと効果を広げていきます。


一人の行動に光を当て、その光を会社全体へ

大泉工場らしさは、会社が一方的に決めるだけのものではなく、

社員一人ひとりが日々どんな行動をするのか。
何を大切にして仕事をするのか。
誰かのために、会社のために、社会のために、どんな一歩を踏み出すのか。

その積み重ねによって、少しずつ形づくられていくものです。
だからこそ、「みんなでつくっていくカルチャー」でありたい。

大泉工場がもう一つ大切にしているのは「共創」です。
これまでも事業部におけるコラボレーションやイベントで共創するパートナーとの関係を育んできました。
これは社員においても同じなのではないか。
会社を共に創る人たちの集合体であることが理想と考えています。

SPOT LIGHTを通じて、一人ひとりが「自分も大泉工場をつくっている一員なんだ」と感じられる瞬間を増やしていきたいと思っています。

一人の行動に光を当てる。
その光を、会社全体に広げていく。

それが、SPOT LIGHTで目指している組織づくりです。


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ABOUTこの記事をかいた人

高校卒業後、エンターテインメントの世界を目指す。2003年より、フットサルを中心としたスポーツ施設の事業立上げから人事・総務・マーケティング等に20年従事。 「自分らしい生き方」を目指して大泉工場に入社。本部チームにて人事・総務を担当。社員一人一人の個性を大切に、お客様、会社、社員にとってのウェルビーイングを目指している。 趣味は野球観戦と料理、興味があることは沖縄、健康。