こんにちは!クリエイティブグループ 制作チームのJUNです。
大泉工場の掲げる『地球を笑顔で満たす』『素敵な環境を創造する』に共感して一緒に働いています。
1|最近、「門」が気になっています。
最近、「門」という言葉を耳にする機会が増えました。
高輪ゲートウェイシティをはじめ、「Gateway」という言葉は、単なる駅名や建物の名称ではなく、新しい文化や価値観が交わる場所を象徴する言葉として使われています。
もともと門は、城門や校門、山門、鳥居など、人と場所を隔てる境界として存在してきました。しかし今、その意味は少しずつ変化しているように感じます。
「ここから先へどうぞ。」
そんな案内であると同時に、「ここから新しい世界が始まります」という意思表示でもあるのです。
建物の入口ではなく、人を新しい体験や価値観へ導く入口。

2|世界には、街そのものを象徴する「門」があります。
アメリカ・セントルイスには、高さ192メートルの巨大なアーチ「Gateway Arch」があります。
このモニュメントは、「Gateway to the West(西部への玄関口)」という思想を形にした建築です。
19世紀、多くの開拓者たちは、この街から未知の西部へと旅立ちました。Gatewayとは、単なる入口ではなく、「希望への入口」「挑戦への入口」「未来への入口」を意味していたのです。
設計した建築家エーロ・サーリネンは、「門」という概念そのものを都市のシンボルとしてデザインしました。
そこには扉もありません。建物でもありません。
人々がその下を歩き、見上げ、新しい一歩を踏み出す。その体験そのものが、この建築の目的です。
門とは、建築ではなく、人の意識を動かし、街の未来を映し出す存在なのだと教えてくれます。

3|門は、「問」を生み出す場所でもあります。
今年開館したMoN Takanawaでは、「MoN」という名前に「門」と「問」という二つの意味が込められています。
そこは作品を展示するだけの美術館ではありません。
世界中の文化や思想が交わり、人と人との対話から、新しい価値を創造していく「文化のゲートウェイ」として構想されています。
この考え方に、とても共感しました。
門とは、人を迎える場所であると同時に、新しい問いを生み出す場所でもあります。
過去を保存するだけではなく、未来を想像し、創造していく入口。
「ここから何が生まれるだろう。」
「今日は何を学べるだろう。」
そんな問いが、人を次の一歩へ導いていく。
門とは、境界ではなく、思考をひらく装置なのかもしれません。


4|大泉工場というCAMPUSも、一つの「門」なのかもしれません。
その視点で改めて大泉工場を見てみると、
CAMPUSには、サーキュラーエコノミーという考え方があります。
資源を使い切って終わるのではなく、次の命へとつないでいくこと。
廃棄物を減らすことだけではなく、人や地域、文化、技術までも循環させ、新しい価値を育てていくこと。
そこには、プラントベースの食品や発酵、ものづくり、アート、地域とのつながりなど、多様な取り組みがあります。
私たちがつくっているのは商品だけではありません。
人が出会い、価値観が混ざり合い、新しい循環が生まれる「場」です。
昨年末からスタートしたアートプロジェクトの第一弾では、WAREHOUSEの門そのものが作品になりました。
この作品を手掛けてくださったのは、KANTO IWAMURAさんです。
建物ではなく、まず「門」を作品にしたことには、大きな意味があるように感じます。
それは、この場所が「ここから新しい何かが始まる入口」であるという意思表示のように思うのです。

5|門は、未来へ向かうための入口。
Gateway Archは、新しい世界への挑戦を象徴しました。
MoN Takanawaは、「門」と「問」を掲げ、文化や思想が交わる未来への入口を目指しています。
そして大泉工場の門もまた、人と人、自然と社会、地域と世界をつなぎ、新しい循環を生み出す入口になろうとしています。
サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させる仕組みだけではありません。
知識が循環し、文化が循環し、人との出会いが循環し、新しい挑戦が次の世代へ受け継がれていくことでもあります。
発酵が時間をかけて新しい価値を育てるように、文化もまた、人と人との対話を通して少しずつ醸されていきます。
だから、これからの門は境界ではなく、「循環」の象徴なのだと思います。
人が門をくぐるたびに、新しい問いが生まれ、新しい物語が始まる。
そして、その物語はまた誰かへ受け継がれ、次の未来へと循環していく。
私は今日もWAREHOUSEの門を見ながら、「今日は、どんな未来を誰につながっていくのか。」
門とは、終わりの線ではありません。循環の始まりを告げる場所なのです。






