Limelight project – We planted more than lime. We planted time.

こんにちは!クリエイティブグループ 制作チームのJUNです。
大泉工場の掲げる『地球を笑顔で満たす』『素敵な環境を創造する』に共感して一緒に働いています。

土に触れるということは、未来に触れること

初夏の朝は、どこか少しだけ特別な空気をまとっています。
春の肌寒さがわずかに残りながらも、やわらかい陽射しが土の表面をゆっくりと温めていく。そんな季節の境目に、大泉農場の空気は静かに息づいていました。

足元に広がる土は、少し湿り気を帯びていて、踏み込むとわずかに沈む感触があります。
スコップを差し込むと、「サクッ」とした軽い音とともに土が割れ、その中から立ち上がるのは、少し甘くて、どこか懐かしい匂い。雨上がりのような、生命が動き出す前の静かな香りです。

手袋越しでも伝わる、土の温度と重み。
掘り返すたびに、小さな石や根が顔を出し、「ここでちゃんと生きている」という感覚を教えてくれます。

遠くでは鳥の声が聞こえ、風が木々を揺らす音が混ざる。
言葉にしなくても、この場所には「自然のリズム」が流れているのがわかります。

そんな中で苗を手に取ると、それはまだ頼りなく、小さな存在です。
それでも、この一本が数年後に実をつけると思うと、不思議と扱い方が変わります。

ただ植えるのではなく、「預ける」という感覚に近い。

この体験の背景にあるのが、代表のKANさんの「100本のライムを一緒に植えよう」という呼びかけから始まった「Limelight Project」です。

mizuiRo(大泉工場社員)である僕らが、GREENLITな思想を持ち、それをLimelightな行動としてかたちにしていく。
この取り組みは、その姿勢を象徴するものです。

実際にこの場に立ってみると、これは単なる植樹ではなく、「未来に時間を置く行為」だと自然と理解できました。土に触れるということは、今だけでなく、まだ見えていない時間とつながることなのかもしれません。

LIMEとは、時間を育てる存在

ライムは柑橘の一種で、爽やかな酸味と香りが特徴の果実です。
料理やドリンクにそっと添えられるだけで、全体の印象を引き締める存在でもあります。

しかし今回のプロジェクトにおけるライムは、それ以上の意味を持っています。

ライムの木は、1本あたり年間およそ10〜20kgのCO₂を吸収すると言われています。
100本で年間約1〜2トン。決して大きな数字ではありません。

それでも、この数字には確かな意味があります。
なぜならそれは、「誰かが意志を持って動いた結果」だからです。

そしてライムは、すぐに実をつけるものではありません。
収穫できるのは、2031年頃。約6年後です。

いま植えたこの苗は、今日のためのものではなく、未来のためのもの。
時間をかけてゆっくりと育ち、やがて誰かの手に渡り、価値へと変わっていく。

そう考えると、ライムとは「時間そのものを育てる存在」なのだと感じます。

仲間とつながることで、行動は意味を持つ

このプロジェクトで印象的だったのは、「誰とやるか」ということでした。

朝8時、Warehouseに集合し、まだ少し眠気の残る空気の中で言葉を交わしながら大泉農場へ向かう。
現地に着き、長靴に履き替え、手袋をはめるころには、自然とスイッチが切り替わっていきます。

作業が始まると、あちこちから声が聞こえてきます。
「ここもう少し深い方がいいですかね」
「この土、思ったより固いですね」
そんなやり取りに、時折笑い声が混ざる。

土を掘る音、風の音、人の声。
それらが重なり合って、その場にしかない空気をつくっていきます。

普段の業務では関わる機会が少ない人とも、同じ作業をしていると自然と会話が生まれます。
肩書きや役割ではなく、「同じ時間を共有する人」としてそこにいる感覚。

このとき生まれているのは、単なるコミュニケーションではなく、“つながり”です。

絆とは、意識してつくるものではなく、
こうした時間の中で、気づかないうちに育っていくものなのだと感じました。

小さな一歩が、循環をつくる

環境問題という言葉は、ともすると遠く感じてしまいます。
大きな話になればなるほど、自分ごととして捉えにくくなることもあります。

しかし、目の前の土を掘り、苗を植えるという行為は、とても具体的です。

一掘りごとに感じる土の重さ。
苗を置き、土を戻し、軽く押さえる手の感覚。
その一つ一つが、「自分がいま関わっている」という実感を強くしてくれます。

目の前の一本の木が、自分の行動とつながっている。
この感覚は、どんな情報よりもリアルです。

種をまき、育ち、実り、また次へとつながる。
この流れはまさに循環そのものです。

mizuiRoの掲げる「GREENLITな思想」、そして「Limelightな行動」は、
こうした“考えを行動に変えること”の積み重ねなのだと思います。

ライムを植えるということ、それは未来をつくること

100本のライムの木。
それは単なる植物ではなく、「意志のかたち」です。

誰かが声を上げ、誰かが共感し、仲間が集まり、実際に手を動かす。
そのプロセスそのものが、すでに価値になっています。

数年後、ライムが実をつけたとき。
きっと私たちは、今日のことを思い出します。

土の匂い。
手に残った感触。
あのとき交わした何気ない会話。

ライムを植えるということは、
環境へのアクションであり、仲間との関係を育てる時間であり、未来への投資です。

大きなことはできなくてもいい。
でも、小さな一歩は踏み出せる。

その積み重ねが、確実に未来を変えていく。
そう実感できた体験でした。

そして何より、
このプロジェクトに参加できたこと自体が、とてもありがたいことだと感じています。

同じ時間を共有し、同じ土に触れ、同じ未来を思い描けたこと。
その一つひとつが、自分にとって大きな喜びでした。

この体験を企画してくださったKANさんをはじめ、関わってくださったすべての方に、心から感謝しています。

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